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阪神・伊藤将司が今季初登板初先発 10連勝中の甲子園で巨人・山﨑伊織と20年ドラ2対決

2023 4/27 11:00SPAIA編集部
阪神・伊藤将司と巨人・山﨑伊織のインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

左肩違和感で出遅れた伊藤将司

阪神・伊藤将司と巨人・山﨑伊織のインフォグラフィック


左肩の違和感で開幕から出遅れていた阪神の伊藤将司が27日、本拠地・甲子園での巨人戦で今季初先発する。

2年目の昨季は、5月の巨人戦(甲子園)でプロ初完封勝利を挙げるなど9勝をマーク。2年連続で規定投球回には届かなかったが、両リーグ最多となる6完投を記録した。

今季もローテーションの軸として期待されていたが、3月中旬に左肩違和感で戦線離脱。その後、8日の2軍・オリックス戦で実戦復帰し、15日の2軍・ソフトバンク戦では5回3安打無失点と好投。そこから中11日空けて今日の登板を迎える。

甲子園では新人だった2021年7月10日の巨人戦で敗戦投手になって以来、負けなしの10連勝中。また、巨人相手にも昨季は2完封を含めて3戦3勝、防御率0.38と抜群の相性を誇る。ただ、岡本和真には10打数3安打、吉川尚輝には11打数4安打1本塁打と打たれており、油断は禁物だ。

伝統の一戦から始まる3年目左腕の2023年。甲子園11連勝を決め、今季のスタートを気持ちよく切ることができるか。

昨季対虎防御率1.83と好相性の山﨑伊織

一方、巨人の先発は山﨑伊織。2020年ドラフト2位右腕は1年目をリハビリに費やし、実戦登板なしに終わったが、昨季開幕2戦目で一軍デビュー。4月28日にはプロ初勝利をマークするなど、最終的には97.1イニングを投げ、防御率3.14を記録した。

今季飛躍が期待されたが、春季キャンプの第1クールで離脱し、開幕ローテ入りを逃した。だが、今季初先発となった19日のDeNA戦(佐賀)で7回102球4安打1失点の快投。今季初勝利を手にした。そこから中7日で今季2度目のマウンドに上がる。

阪神戦は昨季4試合に登板(先発は3試合)して、1勝1敗、防御率1.83と好相性。中野拓夢を10打数1安打、佐藤輝明を7打数1安打、大山悠輔を8打数1安打に抑えるなど、被打率.188に阪神打線を封じた。さらに、甲子園ではリリーフでの登板ながら、2回パーフェクトに抑えるなど好データが並ぶ。

2020年の同期入団でともにドラフト2位指名の伊藤とは今日がプロ初対決。相手の方が2歳年上とはいえ、長年しのぎを削るライバル球団に入った以上、投げ負けるわけにはいかない。今日も持ち前の制球力を発揮し、チームに白星をもたらすことができるか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・平良拳太郎-ヤクルト・D.ピーターズ(横浜)
広島・九里亜蓮-中日・柳裕也(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
ソフトバンク・森唯斗-楽天・瀧中瞭太(PayPayドーム)

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