新球場初登板は7四球と乱れた上沢直之

日本ハムの上沢直之が15日、エスコンフィールド北海道で行われる西武との2回戦に先発する。
29歳右腕は、前回登板した8日のオリックス戦(京セラD大阪)でチーム1番乗りの先発勝利を挙げた。2018年から自身11連勝中のお得意様を相手に5回7安打2失点と粘投。チームの連敗を5で止め、今季初勝利を飾った。そこから中6日で本拠地のマウンドに上がる。
西武戦は昨季5試合に先発して3勝2敗、防御率2.17と好投。被打率も.168と相手打線を封じており、特に、外崎修汰は15打数1安打、中村剛也も6打数1安打と、主軸をきっちり抑えていた。今日の登板に向け、心強いデータが揃っている。
新球場では1日の楽天戦で先発し、5回102球2安打1失点に抑えるも、7四球と制球に苦しんだ。今日はその反省を生かし、エスコンでの自身初勝利を狙う。
防御率0.56、18奪三振と好調な髙橋光成
一方、西武の先発は髙橋光成。今季はここまで2試合に先発していずれも8イニングを投げ、防御率0.56、リーグ3位の18奪三振と安定した投球を披露している。前回登板した8日ソフトバンク戦(宮崎)では8回3安打無失点に抑え、今季初勝利を挙げた。そこから中6日で今日の登板を迎える。
日本ハムとは昨季5試合対戦して2勝2敗と勝敗は五分ながら、防御率は2.02、被本塁打は0にと封じていた。ただ、野村佑希には12打数8安打、清宮幸太郎には10打数4安打と相性が悪かった。昨日の試合でも野村は決勝3ラン、清宮はダメ押しのタイムリーを放つなど好調なだけに、今日の対戦でも要注意だろう。
開幕戦こそ勝利を逃したが、ここまではまさにエースと言える投球を見せている9年目右腕。13日に12球団一番乗りで完封勝利を挙げた同僚の今井達也に続き、今季初完投、初完封なるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
楽天・瀧中瞭太-ソフトバンク・大関友久(楽天モバイル)
ロッテ・小島和哉-オリックス・宮城大弥(ZOZOマリン)
【セ・リーグ】
DeNA・大貫晋一-阪神・大竹耕太郎(横浜)
中日・髙橋宏斗-巨人・F.グリフィン(バンテリンドーム)
広島・床田寛樹-ヤクルト・高梨裕稔(マツダスタジアム)
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