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WBC帰りの巨人・戸郷翔征と巨人戦防御率0点台の阪神・西勇輝が注目の投げ合い

2023 4/11 11:00SPAIA編集部
巨人・戸郷翔征と阪神・西勇輝のインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

菅野不在で巨人投手陣を引っ張る戸郷翔征

巨人・戸郷翔征と阪神・西勇輝のインフォグラフィック


2023年最初の伝統の一戦が11日から東京ドームで行われる。巨人は戸郷翔征が先発。第5回ワールドベースボールクラシックの日本代表として決勝のアメリカ戦で好投するなど世界一に貢献し、今季初登板となった4月4日のDeNA戦でも6回無失点で勝ち投手となっている。

昨季は自身初の2桁勝利となる12勝を挙げ、154奪三振でタイトルを獲得。菅野智之が二軍調整を続けている状況で、今や巨人の投手陣を引っ張る存在だ。

阪神戦は昨季5試合に登板して2勝1敗、防御率1.36と相性は良い。佐藤輝明には15打数5安打1本塁打と打たれているが、佐藤が今季打率.160と当たっていないことは戸郷にとって追い風だろう。

現在5連敗中で5位の巨人。早めに勝率5割に戻すためにも戸郷で負けるわけにはいかない。

昨季巨人戦防御率0.90の西勇輝

一方、阪神の先発は西勇輝。今季は4月4日の広島戦で初登板し、6.0回4安打3失点とまずまずの内容だったが、白星はつかなかった。そこから中6日で今季初勝利を狙う。

プロ15年目を迎えた通算110勝右腕は、スライダー、チェンジアップ、シュートをコーナーに投げ分け、打者のバットの芯を外す投球術に磨きがかかっている。首脳陣にしてみれば、確実に試合を作ってくれる西の存在は大きいだろう。

昨季は巨人戦4試合に投げて2勝1敗、防御率0.90の好成績。岡本和真を13打数1安打に封じ込み、丸佳浩も11打数2安打、中田翔は9打数2安打、坂本勇人は10打数2安打に抑えた。オコエ瑠偉やルイス・ブリンソン、門脇誠ら新戦力にも注意しながら今日も打たせて取りたい。

18年ぶりの「アレ」を狙う阪神。巨人に勝ち越せるかどうかは心理的にも大きい。今季の戦いを優位に進めるためにも初戦を取りたい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・サイスニード-DeNA・濵口遥大(神宮)
中日・柳裕也-広島・九里亜蓮(バンテリンドーム)

【パ・リーグ】
楽天・則本昂大-オリックス・山下舜平大(楽天モバイル)
西武・平良海馬-ロッテ・美馬学(ベルーナドーム)
ソフトバンク・石川柊太-日本ハム・池田隆英(PayPayドーム)

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