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楽天・則本昂大が本拠地開幕戦に先発 西武は昨季鷲戦“完封”の今井達也

2023 4/4 11:00SPAIA編集部
楽天・則本昂大と西武・今井達也のインフォグラフィック
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ⒸSPAIA

本拠地開幕投手務める則本昂大

楽天・則本昂大と西武・今井達也のインフォグラフィック


日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」での開幕シリーズを2勝1敗と勝ち越した楽天は、今日から本拠地・楽天モバイルパーク宮城で西武との3連戦に臨む。

ホーム開幕戦で先発を務めるのは則本昂大。昨季は自身7度目の開幕投手を務め、6月には通算100勝を達成。新型コロナウイルス陽性判定での離脱があり、規定投球回はクリアできなかったが、2年連続となる2ケタ勝利をマークした。

オープン戦では4試合に登板し、計16.2イニングを投げて防御率2.16。3月21日のヤクルト戦(神宮)では、6回を100球3安打2失点と上々の仕上がりを見せた。その後、28日のファーム交流戦(vs中日)に登板し、3回51球3安打1失点と万全の調整。そこから中6日で今日の登板を迎える。

西武とは昨季3試合対戦して2勝1敗、防御率3.18と相性はまずまず。6打数3安打と打たれていた森友哉が抜け、外崎修汰を9打数1安打、山川穂高を8打数1安打に抑えていたのは心強いデータだ。

プロ1年目の2013年に15勝を挙げて新人王に輝いてから早10年。今季33歳を迎えベテランの域に足を踏み入れている右腕が、ルーキーイヤー以来10ぶりのリーグ優勝、そして日本一へ向けてホーム開幕戦で好スタートを切れるか。

昨季はケガに苦しんだ今井達也

一方、西武の先発は今井達也。2016年のドラ1右腕は、昨季エース級の活躍を期待されながら度重なる故障に見舞われ、一軍定着以降自己ワーストとなる9試合の登板に終わった。だが、その内容は5勝1敗、防御率2.41、奪三振率9.20と出色の出来。今季は自身初の2ケタ勝利が至上命題となる。

オープン戦では2試合に先発、計9イニングを投げて防御率1.00と安定した投球を披露。その後は、今日の本番と同じ火曜日にファームで2試合登板、最終登板となった28日のヤクルト戦で2番手として登板し、3回67球5安打2失点で最終調整を終えた。中6日で敵地のマウンドに上がる。

楽天戦には昨季2試合に先発、2勝0敗、計14.2イニングを投げて無失点に抑えていた。いずれも敵地での好投。浅村栄斗を7打数1安打5三振、島内宏明を6打数無安打と主軸もきっちり抑えており、今日も快投が期待される。

今季から昨年限りで現役を引退した師匠・武隈祥太の背番号「48」を受け継いだ。入団後6年間背負ってきた「11」から異例の変更。それだけ今季にかける思いは強い。開幕直前に離脱した昨季の苦い経験も糧に、今季は初戦からエンジン全開でチームに勝利を届ける。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
ロッテ・西野勇士-日本ハム・C.ポンセ(ZOZOマリン)
オリックス・田嶋大樹-ソフトバンク・石川柊太(京セラD大阪)

【セ・リーグ】
DeNA・濵口遥大-巨人・戸郷翔征(横浜)
中日・大野雄大-ヤクルト・サイスニード(神宮)
広島・九里亜蓮-阪神・西勇輝(マツダスタジアム)

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