田中将大197勝、ダルビッシュ196勝
プロ野球の2024年シーズンは日米で大記録誕生の可能性が膨らんできた。楽天の田中将大は2023年に7勝を挙げ、日米通算197勝。NPBの119勝、MLBの78勝と合わせて日米通算200勝まで「あと3」となった。
登板間隔が中6日となり、投手の分業制が進んだことなどから極めてハードルが高くなった通算200勝。現役最多勝右腕は来季にも名球会入り条件の金字塔を達成する可能性が高い。
また、パドレスのダルビッシュ有も2023年に8勝を挙げ、メジャー通算103勝、現役2位の日米通算196勝となった。こちらも200勝まで「あと4」となり、2024年シーズンに田中将大とどちらが先に200勝を達成するか楽しみだ。
田中将大、ダルビッシュ有に次ぐのが185勝のヤクルト石川雅規。身長167センチの左腕は、青山学院大から入団22年目の2023年は2勝を挙げ、米田哲也に並んで史上最長となるプロ1年目から22年連続勝利をマークした。
180勝以上は上記3人のみ。4位はソフトバンクのベテラン左腕・和田毅で163勝。「松坂世代」のラストサムライとして、42歳になった2023年も8勝を挙げた。メジャーで5勝を挙げており、NPBのみでも通算158勝をマークしている。
5位はツインズ前田健太の162勝となっている。広島時代に2度の最多勝に輝くなど97勝を挙げ、渡米後も65勝をマーク。2021年9月にトミー・ジョン手術を受けたが、2023年に6勝を挙げて華麗なる復活を遂げた。今オフにFAとなる35歳は日米通算200勝も射程圏内で、その動向が注目されている。