オープン戦で満塁弾2発、楽天の新たな「顔」候補に
楽天の伊藤裕季也内野手(26)が30日、エスコンフィールド北海道で行われた日本ハムとの開幕戦で、新設された同球場初本塁打となる1号ソロを放った。
両チーム無得点で迎えた5回、日本ハム先発・加藤貴之からレフトスタンド下にあるブルペンに放り込む豪快な一発。緊迫の投手戦でチームに貴重な先制点をもたらした。
「打ったのは真っ直ぐ系のボール。田中(将大)さんがいいピッチングをしていて、チームとしても何とか先制点を取りたかったので良かったです。個人的には1打席目に自分のスイングができていなかったので、今回は自分のスイングができたので良かったですね」
伊藤は日大三高から立正大を経て2018年ドラフト2位でDeNAに入団。ルーキーイヤーに4本塁打を放って注目を集めたが、その後は出番が減り、2022年7月に森原康平との交換トレードで楽天に移籍した。
昨年の楽天移籍後は8打数無安打4三振と結果を残せなかったものの、今春オープン戦では2本の満塁弾でアピール。見事に開幕スタメンを勝ち取り、この日は8番サードで先発出場していた。
パンチ力もさることながら、端正なマスクも折り紙付きの26歳。楽天の新たな顔となるか、2023年ブレイク候補の今後に注目だ。
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