森原康平との交換トレードで加入
楽天に加入した伊藤裕季也内野手(25)が31日、オンライン会見に出席した。森原康平との交換トレードでDeNAから移籍。「すごく前向きな気持ち、野球人としては大きなチャンスだと思っている」と胸の内を明かした。
伊藤は三重県出身で、日大三高から立正大を経て2018年ドラフト2位でDeNAに入団。力強いスイングで1年目に4本塁打を放ったが、2年目以降は出番が減り、今季は5月に7試合出場したものの13打数1安打だった。
楽天には立正大でチームメイトだった小郷裕哉がおり、辰己涼介とも合同自主トレを行う仲。「僕にとってチャンスだから頑張ってくれと声をかけてもらった」と明かす通り、気心の知れた選手がいるのは心強いだろう。
楽天の内野は浅村栄斗、鈴木大地ら実績のあるライバルが多い。「セールスポイントである打撃でアピールしながら、フレッシュさ、力強さを武器にしてくい込んでいきたいと意気込む。
背番号は39に決まった。「周りの方にもサンキューと言われたんで、感謝の気持ちを忘れずにやっていきたい」と端正なマスクをほころばせた25歳。混戦のパ・リーグで優勝戦線を勝ち抜くために、チームに新風を吹き込むような活躍が期待される。
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