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2023年プロ野球順位予想、AIはヤクルトとソフトバンク優勝、巨人は最下位

2023 3/28 06:30SPAIA編集部
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SPAIA AIは阪神2位、オリックスは3位予想

ワールドベースボールクラシック優勝の余韻が冷めない中、2023年のプロ野球開幕が迫ってきた。昨季はセ・パ両リーグともに前年優勝チームが連覇を果たし、オリックスが26年ぶりに日本シリーズを制した。2023年はどんなシーズンになるだろうか。恒例の順位予想をお届けする。

SPAIAのAIが弾き出した優勝チームは、セがヤクルト、パがソフトバンクだった。

【SPAIA AIセ・リーグ予想】
1位 ヤクルト
2位 阪神
3位 中日
4位 DeNA
5位 広島
6位 巨人

【SPAIA AIパ・リーグ予想】
1位 ソフトバンク
2位 楽天
3位 オリックス
4位 日本ハム
5位 西武
6位 ロッテ

編集部予想は阪神が18年ぶりセ・リーグ制覇

編集部でもSPAIAのデータと各部員の総力を結集して予想した。座談会形式でお届けする。

請川 WBCが終わったと思ったら、もうプロ野球開幕です。今年は野球熱が高まっているので、注目度も高そうですね。まずはセ・リーグからいきましょう。ヤクルトひと筋の水野さんは聞くまでもないような気がしますが、一応聞きましょう。

水野 もちろんヤクルトの3連覇です。村上くんは春先いつも調子が悪いですけど、WBCでも最後に打って上り調子だし、不安はありません。内山(壮真)くんはオープン戦の打点王と成長著しく、ドラフト1位の吉村貢司郎も即戦力として期待しています。

小林 抑えのマクガフの穴が心配ですね。

水野 清水昇がいるし、新外国人のキオーニ・ケラもいるので心配してませんよ。

佑也 僕は阪神が優勝すると見ています。若い投手陣が一線級に育ってきたし、岡田彰布監督に代わって勝負の年です。岩崎優や湯浅京己ら計算できるリリーフ陣がいるのも心強いですね。打力が弱いと言われますが、近本光司、中野拓夢、大山悠輔、佐藤輝明らがいる上位打線は得点力もあると思います。

三四郎 ドラフト1位の森下翔太もオープン戦で打率.314と結果を残しました。井上広大も成長してるし、個人的に推してる渡邉諒にも期待しています。僕は昨年も阪神優勝と予想しましたが、今年こそアレを信じています。

松尾 昨年2位に躍進したDeNAはどうでしょう?オープン戦は6勝13敗で11位でした。

山川 強調材料が少ないんですよね。大貫晋一が肉離れで出遅れているし、今永昇太と牧秀悟はWBC日本代表、ネフタリ・ソトはプエルトリコ代表として出場していたんで、その影響がどう出るか。嶺井博希がFAでソフトバンクに移籍したのも痛いです。DeNAはヒモ穴までかなと思います。

請川 さすが競馬担当!2020年にサイ・ヤング賞に輝いたトレバー・バウアーは楽しみですね。判断の難しいのが巨人かな。

小林 「ショートをどうするか問題」が解決してないですからね。坂本勇人が弱気な発言をしていたのが気になります。

松尾 オコエ瑠偉はポテンシャルが高くて期待できそうですね。あとは外国人次第のところもあるんじゃないでしょうか。

佑也 最下位脱出を目指す中日も悪くないですよね。投手陣がいいので開幕ダッシュに成功すれば4コーナーまで粘れるかも…。

三四郎 競馬の例え話は分かりにくいです。中日の投手陣はセ・リーグでナンバーワンじゃないですか。リリーフも昨年最多セーブのライデル・マルティネスがいるし、野手も岡林勇希や龍空らの若手が伸び盛りです。最下位は脱出できそうな気がします。

松尾 オープン戦最下位とはいえ、広島の評価がやけに低いですね。秋山翔吾ももうすぐ35歳だし、WBCを途中離脱した栗林良吏の状態も心配ではありますが…。

請川 今年も日南キャンプに行ってきましたが、新井貴浩監督が一番目立ってたような気がします。では、まとめましょうか。今年はヤクルトとの接戦を制して阪神が18年ぶりの優勝と見ます。名将・原辰徳監督は巻き返してくるはずなのでAクラス復帰も、頂点には届かず3位。DeNAは優勝争いに絡みながら終盤失速して4位。投手陣のいい中日が最下位脱出して5位。広島が最下位としましょうか。いずれにしても抜けたチームはないので混戦になりそうですね。

水野 ヤクルトを本命にしないときっと後悔しますよ!

三四郎 本命って、競馬に染まってますやん。

【SPAIA編集部セ・リーグ予想】
1位 阪神
2位 ヤクルト
3位 巨人
4位 DeNA
5位 中日
6位 広島

パ・リーグは大補強のソフトバンクが昨年の雪辱か

松尾 では、パ・リーグに移りましょう。ソフトバンクはオフに大型補強しました。

山川 やっぱり抜けてるように思いますね。昨年の最終戦で逆転V逸となった悔しさを今年は絶対に晴らすんだという気概を感じます。柳田悠岐がWBCを辞退したことも長いシーズンのどこかで好影響が出るんじゃないですかね。

佑也 去年はケガでほとんど出られなかった栗原陵矢がオープン戦打率.415で首位打者と絶好調です。千賀滉大が抜けたとはいえ、有原航平とガンケルが加入したので、そこまで心配しなくていいでしょう。

水野 3連覇を狙うオリックスはオープン戦で優勝しました。やっぱり強いですね。

請川 日本一のチームなので強いのは間違いないですが、吉田正尚の穴がどこまで響くかです。WBCで改めて偉大な打者だと分かっただけに、簡単には埋まらないでしょう。WBCに山本由伸、宮城大弥、宇田川優希、山﨑颯一郎と4人も招集されたんで、女房役の森友哉が4人の良さをどこまで引き出せるかも重要です。

山川 とはいえ、就任していきなりパ・リーグ連覇した中嶋聡監督ですからね。競馬で言えば武豊の手綱さばきに期待!みたいな感じでしょうか。

小林 また競馬かよ。西武も投手陣は良いですよ。平良海馬も先発で順調ですし、リリーフは水上由伸や平井克典がいます。2018年からパ・リーグ連覇した頃は「山賊打線」と呼ばれてましたが、ドラフト上位で投手を重点的に指名してチームカラーが変わりましたね。

水野 ロッテは吉井理人監督が大事な時期にWBCでチームを離れてる影響が出ないか心配です。開幕投手候補だった石川歩の状態も気掛かりですね。

小林 楽天は先発投手陣が高齢化しています。涌井秀章が抜けて阿部寿樹が入り、打線はパ・リーグの中ではいい方でしょう。小深田大翔と浅村栄斗の二遊間はちょっと不安もありますが…。

佑也 新球場に移転した日本ハムも今年は期待できますよ。エスコンフィールドは札幌ドームよりフェンスが低いし、野村佑希、清宮幸太郎、万波中正の3人で70発くらい打つかも知れません。

三四郎 伏見寅威を獲れたのも大きいですね。個人的には江越大賀に頑張ってほしいです。

松尾 では、こんな感じでいかがでしょうか。優勝は昨年のリベンジを果たしたソフトバンク。オリックスは惜しくも2位。投手力の高い西武が3位で、新庄ハムは4位に浮上。楽天5位、ロッテ最下位としますが、この辺はどうなるか非常に難しいですね。キーポイントはWBC出場組の活躍ではないでしょうか。辞退した選手とシーズンに入って成績を比較してみると面白そうです。何はともあれ、大いに盛り上がることを期待しましょう!

【SPAIA編集部パ・リーグ予想】
1位 ソフトバンク
2位 オリックス
3位 西武
4位 日本ハム
5位 楽天
6位 ロッテ

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