開幕一軍へ体作りにも高い意識
オリックスの新人合同自主トレが13日、大阪市此花区の杉本商事バファローズスタジアム舞洲でスタートした。この日はキャッチボールやティー打撃など軽めのメニュー。ドラフト1位の曽谷龍平投手(22=白鷗大)は「良きライバル、良き仲間といい初日を迎えられました」と意気込みを新たにした様子だった。
ブルペン入りは未定だが、「いつ投げろと言われてもできる状態」と自信の弁。「開幕一軍へ課題をクリアしていきたい」とシーズンを見据えた。
10日に入寮し、「寮のご飯はとてもおいしい。初日はステーキでした」と新しい環境も気に入った様子。「体を作らないといけないのでバランス良く食事を摂らないといけない」と体作りへの高い意識ものぞかせる。
秋田・明桜高出身の曽谷は、宮城・東北高出身で4位入団の杉澤龍外野手(22=東北福祉大)と高校時代からよく知る仲。大学4年時にはハーレムベースボールウィークの日本代表としてチームメイトだったこともあり、新しい環境で気の置けない存在がいるのは心強いだろう。
オリックスの先発陣は右腕の山本由伸や山岡泰輔、左腕の宮城大弥、田嶋大樹、山﨑福也らタレントが揃う。ローテーションに割って入るのは簡単ではないが「長所のストレートを磨いて、たくさんアピールしないといけない」と意気込む。パ・リーグ屈指の投手王国へ最後のピースとなるか。最速151キロ左腕にかかる期待は大きい。
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