“推し”の結婚に対する本音も
阪神・佐藤輝明内野手(23)が阪神OBの鳥谷敬氏(41)とカンテレのスポーツ番組「8SPORTS」(12月26日深夜0時45分~、関西ローカル)の収録で対談した。
左打者では日本プロ野球史上初となるルーキーイヤーから2年連続20本塁打を記録した佐藤と、大卒で阪神にドラフト1位で入団し、1年目から活躍した内野手と共通点の多い鳥谷。観客のいない、静かな甲子園球場で対面した佐藤は「小さいときに見ていたスーパースター」と緊張を隠せない様子だった。
対談では、佐藤が自身の今年の成績を1年目の頃と比較しながら振り返り、打順へのこだわりを明かす。また、「村神様」が今年の新語・流行語の年間大賞に選ばれた村上宗隆内野手(ヤクルト)についても思いを語った。さらに一人暮らしや自炊などの私生活、話題になった“推し”の結婚に対しても本音を漏らした。
一方の鳥谷は飛ばされたヤジにまつわる仰天エピソードを始め、自身のスランプとの向き合い方などをアドバイス。岡田彰布新監督についても言及し、鳥谷が佐藤に期待している役割も明かした。
Ⓒカンテレ
佐藤「緊張して滑舌が悪くなった」
収録を終え、佐藤は「実家が西宮なので甲子園にはよく見に来ていました。鳥谷さんは、僕が小さい頃の阪神のショートでスーパースターです。今日はすごく緊張しましたけど、ずっと出続けていた選手からこんな話を聞ける機会は少ないので、とても楽しかったです」と感想を述べた。
続けて、「岡田監督にサードに固定してもらえるということは、逆に言えばそこがダメだったら逃げ道がないということでもあり“固定してもらえるけどしっかりやっていかないといけない”というのは鳥谷さんに言ってもらって、より思いました」と話した。
苦笑いを浮かべながら「(OBと)ここまで長く対談することは今までなかったので、終始緊張して滑舌が悪くなっている僕が見どころです(笑)」とアピールも忘れなかった。
鳥谷は「自分はもう外からしか野球を見ていないので、あまり話したことのない佐藤選手がどういう風に考えているのかをうまいこと聞けたらなと思っていました」とコメント。
また、「年齢が18歳違うので。生きている時代が違いますから(笑)。でも佐藤選手と共感したのは、阪神にいるからこそ味わえる、マスコミとかヤジを扱う大変さです。自分はロッテに行って、逆に注目されない寂しさも経験したので。そういう意味では今注目されてヤジを飛ばされるのも、それだけみんなが自分のことを認識しているということだと思います。言われ方や方法、時代が変わっても、そこは変わらないなと思いました」と語った。
最後に「コロナもあって、プライベートで実際何をしているのか、どういう考えで打席に立っているのか、なかなか佐藤選手の考えを聞く機会がないと思います。この対談で佐藤選手のプライベートな部分を知ってもらえたらなと思います」と見どころを語った。
Ⓒカンテレ
【関連記事】
・阪神の通算本塁打ランキング、佐藤輝明は「ミスタータイガース」になれるか
・阪神タイガース歴代名投手の通算勝利数ランキング、青柳晃洋が50勝到達
・阪神タイガース投手陣が「12球団最強」を示すデータ、岡田彰布監督の起用法は?