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中日2023年コーチングスタッフ 和田一浩氏、上田佳範氏らが古巣復帰

2022 12/4 06:00SPAIA編集部
中日の立浪和義監督,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

球団OBの和田一浩氏が打撃コーチ就任

2022年は立浪和義新監督が就任するも6年ぶりの最下位に終わった中日。リーグワーストの62本塁打、414得点と貧打に泣いたシーズンとなった。チームを立て直すためには、攻撃力の改善が必要不可欠だろう。

立浪政権2年目となる2023年、最下位からの巻き返しを狙うコーチングスタッフを紹介する。まず、一軍は下表のとおり。

2023年中日の一軍コーチングスタッフ


打撃陣テコ入れのため、打撃コーチに和田一浩氏を招聘した。県岐阜商高から東北福祉大、神戸製鋼を経て1996年ドラフト4位で西武に入団。2002年に30歳にして初めて規定打席に到達、05年に初タイトルとなる首位打者を獲得するなど、遅咲きながら強打の外野手として活躍した。

2007年オフにFA権を行使して中日へと移籍。2015年に史上最年長となる42歳11か月で2000安打を達成した。引退後はNHKなどで解説を務めていたが、今回7年ぶりに古巣へコーチとして復帰。中日には石川昂弥、ブライト健太、鵜飼航丞ら右の大砲候補が多いだけに、通算2050安打、319本塁打の成績を残した和田氏の手腕に期待がかかる。

波留敏夫打撃コーチは退任。その他のコーチ陣は留任となっている。

二軍は上田佳範氏が復帰、森越祐人氏が新任

二軍は片岡篤史監督が留任。コーチングスタッフは下表のとおり。

2023年中日二軍コーチングスタッフ


今季まで日本ハムの二軍外野守備走塁コーチを務めていた上田佳範氏が打撃コーチとして入閣。松商学園高から1991年ドラフト1位で日本ハムに入団し、93年に外野手に転向。中日へ移籍後08年に現役を引退するまで通算1027試合に出場した。

引退後は09年から15年まで中日でコーチを務め、その後DeNA、日本ハムでコーチを歴任。今回7年ぶりの古巣復帰となった。中村紀洋コーチとのタッグで若手の打撃力アップに力を注ぐ。

内野守備走塁コーチには森越祐人氏が新任。愛知啓成高から名城大を経て2010年ドラフト4位で中日に入団し、阪神、西武と3球団を渡り歩き、20年に現役を引退するまで内野全ポジションを守れる守備職人として活躍した。

引退後は21年から母校・名城大でコーチを務めていた。中日は今年のドラフトで明治大の村松開人ら内野手を5人指名しているだけに、その育成に期待がかかる。

また、渡邉博幸軍内野守備走塁コーチは育成野手コーチに配置転換となった。小笠原孝投手コーチ、英智育成野手コーチが退任。その他のコーチは留任となっている。

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