26日に入団会見
オリックスは16日、西武からFA宣言していた森友哉捕手(27)の獲得を発表した。甲斐拓也(ソフトバンク)とともに球界の捕手最高年俸2億1000万円(推定)を稼ぐ森は、今オフFA戦線の目玉。日本一に輝いたオリックスは正捕手を固定できていないこともあり、連覇に向けて最高の補強となった。
森は大阪桐蔭高2年時に藤浪晋太郎(阪神)とバッテリーを組んで春夏連覇。3年時は主将として春夏連続で甲子園出場するなど高校通算41本塁打をマークし、2013年ドラフト1位で西武に入団した。
高卒1年目から6本塁打を放つなど高い打撃センスで活躍。2019年には打率.329で首位打者のタイトルを獲得し、23本塁打、105打点の好成績でパ・リーグMVPに輝いた。2022年は102試合に出場して打率.251、8本塁打。通算成績は926試合、打率.289、909安打、102本塁打、449打点となっている。
オリックスの中嶋聡監督は主に伏見寅威、若月健矢、頓宮裕真の3捕手を併用。伏見もFA宣言しており動向が注目されるが、いずれにしても森の獲得で正捕手が固定できそうなことは大きい。日本球界屈指の右腕・山本由伸とのバッテリーは観客動員にも好影響を及ぼしそうだ。
大阪府堺市出身で、故郷に帰ってくる形となる森。26日に予定される入団会見で何を語るのか注目される。
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