北海道・北照高出身の齋藤
オリックスの齋藤綱記投手(25)と日本ハムの石川亮捕手(27)の交換トレードが成立したことを両球団が10日、発表した。
新庄剛志監督率いる日本ハムは今オフ積極的にトレードを仕掛けており、阪神・江越大賀&齋藤友貴哉と日本ハム・渡邉諒&高濱祐仁の2対2のトレード、西武・山田遥楓と日本ハム・佐藤龍世のトレードに続いて早くも3件目となった。
齋藤は北照高から2014年ドラフト5位でオリックスに入団した左腕。2020年にはプロ初勝利を挙げるなど32試合に登板して1勝4ホールドをマークした。8年目の今季は5試合登板で防御率6.75。プロ9年目は、本拠地を移転する地元球団でプレーすることになった。
「突然のことだったので、本当に驚いているのが、正直な気持ちです。バファローズで8年間、結果を残せていない中でも、応援していただいたファンの皆さん、ここまで育てていただいた球団関係者の方々、チームメイトには、本当に感謝しかありません。
新天地で活躍する事が、こうした機会を作っていただいたバファローズ、ファイターズ両球団への恩返しになると思っています。これまで応援していただいた方々や、ファイターズファンの皆さんにいいプレーを見てもらえる
ように、これからも頑張っていきたいと思います」とコメントした。
中嶋聡監督が日本ハム時代に指導した石川
石川は帝京高から2013年ドラフト8位で日本ハムに入団。昨季は自己最多の60試合に出場したプロ9年目の捕手だ。
中嶋聡監督が日本ハムでコーチ兼任としてプレーした2015年までや、日本ハムの一軍バッテリー兼作戦コーチだった2018年に指導を受けている。オリックスは今季76試合に出場した伏見寅威がFA権行使を表明しており、流出に備えて捕手を補強したと見られる。
石川は「入団テストを受けてファイターズに指名していただいて、約9年間、本当にいろいろな経験をさせてもらって、ここまでやってくることができました。今まで関わってくださった方々とファイターズという素晴らしいチームに感謝の気持ちでいっぱいです。ファイターズで野球をやってきたからこそ、次のステージに行けると思っていますし、この移籍がマイナスなことではないということを、プレーを通じてしっかり見せたいと思います。
温かいご声援をくださったファイターズファンの皆様と、これまで携わってくれた全ての方々に恩返しするためにも、また1軍の舞台で見つけてもらえる選手になりたいです。ルーキーに戻った気持ちで、新しいチームでこれからも頑張りたいと思いますので、変わらぬご声援をお願いいたします」とコメントした。
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