小柄ながら野球感に優れた遊撃手
西武から今秋ドラフトで6位指名された大阪ガスの児玉亮涼内野手(24)が7日、球団の指名あいさつを受けた。
児玉は166センチと小柄ながら、堅実な守備と俊足が光る遊撃手。九州産業大時代には2、3年時に大学日本代表でもプレーした経験を持つ。大阪ガスでも1年目から遊撃のレギュラーを獲得し、昨年は日本選手権の連覇にも貢献した。
指名あいさつを終えて「ドラフト会議で指名していただきましたが、まずは目の前の社会人野球日本選手権大会に集中していました。今日こうして、後藤さん(球団本部 編成グループ育成アマチュア担当)とお話をしてプロ野球選手になるんだという実感が湧いてきました」とコメントした。
担当した後藤光貴スカウトは「小柄ながら野球感に優れた高いレベルの選手。打撃もコンパクトながら広角に打てるところが魅力」と野球センスを高く評価。児玉自身も「僕の持ち味である堅実な守備でライオンズに貢献していきたいという気持ちになりました。積極的な走塁にも自信があるので、守って走って、がむしゃらに1点を取っていきたいと思います」と自身の強みをアピールした。
ただ西武の遊撃には、4年連続でゴールデングラブを受賞している名手・源田壮亮が君臨。レギュラー獲得はかなり高いハードルとなるが、児玉は「開幕1軍を目指すことはもちろん、試合に出場できるようがんばりたいと思います」と意気込んだ。
【関連記事】
・西武、育成1位の独立リーグ石川・野村和輝に指名あいさつ「1年目の夏には支配下選手に」
・西武育成ドラフト4位の法政大・是澤涼輔、強肩捕手の目標は柘植世那
・西武2023年コーチングスタッフ、松井稼頭央新体制の顔ぶれ