「飛距離のあるバッティングが強み」の19歳
西武から今秋ドラフトで育成1位指名された独立リーグ・石川ミリオンスターズの野村和輝内野手が7日、球団の指名あいさつを受けた。
野村は183センチ、93キロの立派な体格から放つ長打が魅力の三塁手。東大阪大柏原高時代には通算27本塁打を放ち、3年時にはプロ志望届も提出したが指名漏れを味わった。早期のプロ入りを目指し入団した独立リーグの石川では打撃に磨きをかけるとともに、投手との二刀流にも挑戦。1年間研鑽を積み、今回の指名にこぎつけた。
指名あいさつを終えて「やっと実感が湧いてきました。鈴木さん(球団本部 編成グループ育成アマチュア担当)から『さらに力をつけていけば、1軍で活躍できる力は持っているよ』と言っていただいたことが一番うれしかったです」と喜びを口にした一方、「今日スタートラインに立ったことになりますが、埋もれていく選手もいると聞き、改めて身が引き締まりました」とすぐに気を引き締めていた。
パワフルな打撃が持ち味の未完の大器は「僕はもともと体が小さく、高校1年生の時に74kgだった体重を93kgまで増やし、バッティングに力を入れてきました。今では飛距離のあるバッティングが強みです。ここまで良い状態できているので、持ち味をアピールして、1年目の夏には支配下選手になれるよう、がんばりたいと思います」とプロでの抱負を語った。自身の強みをアピールして、早期の支配下登録を目指す。
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