甲子園通算11勝、115奪三振を記録した本格派右腕
西武から今秋ドラフトで5位指名された近江高の山田陽翔(はると)投手(18)が4日、球団の指名あいさつを受けた。
山田は春夏甲子園に3回出場。3年時にはエースで4番、主将として春センバツ準優勝、夏ベスト4にチームを導いた。投手としては最速149キロのストレートに、カットボールやツーシームなど鋭く曲がる変化球を駆使して三振を奪う本格派。甲子園通算では歴代3位となる115奪三振を記録した。
担当した後藤光貴スカウトも「闘争心むき出しのマウンド度胸が素晴らしく、多彩な変化球を操るところはセンスを感じる」と投手としての才能を高く評価している。
指名あいさつを受けて「いよいよプロの世界に入る、プロ野球選手になると実感しました。プロ野球選手として練習ができる日が近づいてきていることに身が引き締まる思いです」とコメント。「今後はプロの練習についていける体力強化に励んでいきます」と早くも意識の高さを見せた。
高校野球では球団OBの松坂大輔氏に並ぶ甲子園通算11勝を挙げるなど、スター街道をひた走った右腕。プロの舞台でも「幅広い年齢層のファンの皆さまに楽しんでもらえるようなプレーをお見せしたいですし、子供たちに夢を与えられる選手になりたいです」とファンを沸かせる活躍を誓った。
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