斉藤コーチ「今流行りのアレを目指して頑張ります笑」
ソフトバンクは1日、斉藤和巳一軍投手コーチ、寺原隼人三軍投手コーチ、清水将海四軍バッテリーコーチの就任会見を行った。
来年のテーマは優勝奪還、リーグ優勝・日本一を達成するとともに、日本のプロ野球史上初めて四軍を導入し、中長期的な視点をもった育成システムの拡大にも取り組むホークス。その一大プロジェクトに来季加わる3人のコーチがそれぞれ就任するにあたっての想いを語った。
現役引退後、10年ぶりにホークスへ復帰する斉藤コーチは「決めてから数日経ってるんですけど、既に胃が痛い状況です。優勝も逃してますし、少しでも力になれたら。全力ですべてに関して向き合ってやっていきたい」といまの心境を率直に語った。
コーチの打診があった際には「きたか!っていう感じはしました。びっくりした部分もありましたが、うれしさの方が勝ったかなと。ずっとホークスで育ってきましたし、感謝の思いを忘れずに引退後も過ごしていましたから。一軍の投手コーチという大役を引き受けさせてもらうということで、少しでもホークスに恩返しができたらと思います」と喜びを口にした。
今季は12球団最多の474四球を与えたソフトバンク投手陣。来季への大きな課題となるが、「藤本監督がシーズン後にそういう発言をしているのは見ていた。1年間、四球というところと向き合っていかなければいけないと思う。ゼロになることはないが、改善の方向に行く向き合い方は必ずある。意味のある四球はいいと思っています」と自身の考えを示しつつ、改善への意欲を見せた。
会見では来季への意気込みを問われた際に「(今年)優勝できなかったわけですから、今流行りのアレを目指して頑張ります笑」と、お茶目な一面ものぞかせていた斉藤一軍投手コーチ。エースの千賀滉大が抜ける可能性もある投手陣の立て直しへ、その手腕が試される。