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【日本シリーズ第5戦】オリックス田嶋大樹はキレで勝負、ヤクルトは新人・山下輝を抜擢

2022 10/27 11:00SPAIA編集部
オリックス田嶋大樹とヤクルト山下輝,ⒸSPAIA
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実力の違いを見せつけたい田嶋

オリックス田嶋大樹とヤクルト山下輝のインフォグラフィック


前夜はオリックスが初勝利を挙げ、1勝2敗1分けとして迎える日本シリーズ第5戦(京セラドーム大阪)。27日は田嶋大樹が先発する。

今季は20試合に登板して自己最多の9勝(3敗)を挙げ、防御率2.66。10月14日のCSファイナルステージ第3戦で負け投手となって以来、中12日でのマウンドとなる。

平均143.4キロのストレートとスライダー、カットボール、フォーク、カーブ、シュートを投げ分ける。中でも被打率.179のスライダーのキレがポイントだろう。

今季はヤクルトとの対戦はなかったが、強力打線を相手にどこまで粘れるか。相手先発は一軍で2試合しか経験のないルーキーだけに、実力の違いを見せつけたい。

一軍登板2試合のみの山下は大仕事なるか

一方、ヤクルトの先発はドラフト1位左腕の山下輝。木更津総合高から法政大を経て入団したルーキーは、9月22日の中日戦で一軍初登板し、同30日の広島戦では7.2回無失点の好投を見せてプロ初勝利をマークした。二軍では6試合に登板して3勝を挙げている。

ストレートは平均141.8キロとスピードはそれほどでもないが、スライダー、カットボール、カーブ、フォークも交えて丁寧に低めを突く。右打者の膝元にくい込むクロスファイアは強力な武器のひとつだ。

一軍で2試合しか経験のないルーキーを日本シリーズの大一番にぶつけるのは首脳陣の期待の表れに他ならない。怖いもの知らずの23歳が大仕事をやってのけるか注目だ。

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