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中日の通算本塁打ランキング 福留孝介、宇野勝、落合博満ら多士済々

2022 10/24 06:00SPAIA編集部
現役を引退した中日の福留孝介
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ⒸSPAIA

トップは宇野勝、2位は大島康徳

2022年は6年ぶりの最下位に沈んだ中日。打線がリーグ最少の414得点、62本塁打と振るわず、45歳で現役最年長だった福留孝介も24年間の現役生活に幕を下ろした。

だが、かつて強竜打線として恐れられたドラゴンズは、これまでに数々の強打者を輩出してきた。歴代の本塁打ランキングを紹介する。

中日の通算本塁打ランキング


歴代トップは334本塁打の宇野勝。銚子商高から1976年ドラフト3位で入団し、3年目に遊撃のレギュラーに定着すると、81年に37本塁打を放ちNPB史上初の遊撃手としての本塁打王に輝いた。85年には41本塁打を放ち、遊撃手として史上初の40本超えも達成。まさに強打の遊撃手として活躍した。92年オフにトレードでロッテに移籍し、通算では338本塁打を記録している。

2位は321本塁打の大島康徳。プロ8年目の76年に代打で7本塁打を放ち、シーズン代打本塁打の日本記録を樹立すると、79年には全130試合で4番に座り36本塁打をマーク。83年には再び36本塁打を放ち、山本浩二(広島)と並び本塁打王のタイトルも獲得した。87年オフにトレードで日本ハムへ移籍。通算本塁打も382本まで伸ばした。

セ捕手初の30本超えに、史上初の両リーグ首位打者

3位は285本塁打で木俣達彦。中京商高から中京大を中退して1964年に入団し、2年目に正捕手の座を掴み取ると、69年に33本塁打を放ち、セ・リーグの捕手では初の30本超絵を達成した。翌年も33本塁打を放つなど5年連続20本塁打以上をマークし、強打の捕手として長年チームを支えた。

4位は273本塁打の谷沢健一。習志野高から早稲田大を経て1969年ドラフト1位で入団し、1年目に新人王を獲得した。その後は中日打線の中核を担い76年と80年には首位打者を獲得。80年からは5年連続20本塁打以上を放ち、84年には自己最多の34本塁打をマークし、翌85年には2000安打も達成した。

5位は268本塁打の江藤慎一。熊本商高から日鉄二瀬を経て1959年に入団すると、1年目から全130試合に出場し、打率.281、15本塁打、84打点と好成績を挙げた。61年に初の20本塁打を放つと、69年まで9年連続20本塁打超え。64、65年には2年連続首位打者に輝くなど打線の中軸として活躍した。70年にロッテへ移籍し、71年には史上初の両リーグ首位打者を獲得している。

6位は236本塁打の高木守道。二塁手として数々の通算守備記録を保持している名手として知られているが、21年の現役生活で2ケタ本塁打を14度記録している。1969年にはキャリアハイの24本塁打をマーク、78年には生え抜き初の通算2000安打を達成するなど、中日一筋で活躍した。

落合博満が7年で210本塁打、福留孝介もランクイン

7位は大豊泰昭の215本塁打。草興高から名商大を経て1988年ドラフト2位で入団し、1年目から14本塁打を放つ。94年には自己最多の38本塁打、107打点をマークして二冠に輝くなど、中日の主軸として活躍。97年にトレードで阪神へ移籍したが、2001年に復帰し、02年まで現役を続けた。阪神でも62本塁打を放ち、通算では277本塁打となっている。

8位は落合博満の210本塁打。2年連続3度目の三冠王を獲得した1986年のオフに、ロッテからトレードで加入すると、1年目から打率.331、28本塁打をマーク。89年に116打点で史上初の両リーグ打点王、翌90年には34本塁打で史上初の両リーグ本塁打王に輝いた。93年オフに巨人へFA移籍するまでの7年間で210本塁打を記録。通算ではNPB歴代6位の510本塁打を放っている。

9位は杉山悟の203本塁打。1年目に11本塁打を放つと、2年目には31本塁打をマーク。52年には27本塁打で本塁打王に輝くなど、1年目から10年連続2ケタ本塁打を記録した。59年に自由契約となり、国鉄へ移籍。通算では209本塁打を放っている。

10位には福留孝介が、196本塁打でランクインした。PL学園高から日本生命を経て1998年ドラフト1位で入団。1年目から16本塁打を放つと、2008年にMLBへ移籍するまで9年連続2ケタ本塁打を記録した。06年には打率.351、31本塁打、104打点でMVPにも選出されている。MLBで3球団を渡り歩いた後、阪神を経て21年に古巣・中日へ復帰。MLBで42本、阪神で89本放ち、日米通算では327本塁打をマークした。

長年中日を支えたレジェンドたちが上位に名を連ねる中、落合と福留もランクインした。福留が引退したため、現役最多はD.ビシエドの118本塁打。このランキングを塗り替えるような、日本人スラッガーの登場が待ち遠しいところだ。

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