阪神戦2試合連続無失点の濵口

1勝1敗で迎えるセ・リーグのクライマックスシリーズ3戦目、DeNAは濵口遥大が先発する。今季は19試合に登板して8勝7敗、防御率3.36。2度目の2桁勝利には届かなかったものの、2017年の10勝に次ぐ白星を積み上げた。
阪神戦は4試合に登板して2勝2敗、防御率1.82と好相性。8月10日(横浜)は8回3安打無失点、8月24日(京セラドーム大阪)は6回3安打無失点と直近2試合は0点に封じ込んでいる。
初戦が0-2、2戦目が1-0とロースコアの試合が続いており、阪神打線は振れていない。中野拓夢や近本光司ら俊足の上位打者を塁に出さなければマイペースの投球に持ち込めるはずだ。
トミー・ジョン手術から復活した才木
一方の阪神は才木浩人が先発する。今季は9試合に登板して4勝1敗、防御率1.53。トミー・ジョン手術から見事な復活を果たした。
全国的には無名の兵庫・須磨翔風高からドラフト3位で入団して6年目。オーバースローから投げ込む平均147.3キロのストレートが全体の61.6%を占めており、球のキレが生命線だ。
DeNA戦は8月11日(横浜)に登板し、佐野恵太と嶺井博希に一発を浴びて敗戦投手となっている。今日も味方の大量援護は期待できないため、一発には十分な注意を払いたい。退任が決まっている矢野燿大監督が狙う「下克上」を果たすためにはロースコアの接戦に持ち込む必要があり、才木の力投が絶対条件となりそうだ。
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