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楽天二軍が2年ぶりイースタン・リーグ優勝、三木肇監督が歓喜の胴上げ

2022 9/24 17:22SPAIA編集部
胴上げされる楽天の三木肇二軍監督,ⒸRakuten Eagles
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ⒸRakuten Eagles

西武に勝って2年ぶり3度目美酒

楽天二軍が24日、ベルーナドームで行われたイースタン・リーグ西武戦に2-1で勝利し、2年ぶり3度目の優勝を決めた。

今季はこれで66勝41敗3分けとなり貯金25。23日現在、法政大から入団2年目右腕の高田孝一が10勝、防御率2.27、勝率.833と3部門トップで、四国アイランドリーグ高知から育成1位で入団したルーキー宮森智志はリーグ1位の17セーブをマークするなど投手陣が奮闘し、智弁和歌山高から入団3年目の黒川史陽がリーグトップの91安打を放つなど若手野手の成長も目立った。

楽天は10月8日にサンマリンスタジアム宮崎で行われるファーム日本選手権でウエスタン・リーグ優勝チームと対戦。2020年以来のファーム日本一を目指す。三木肇二軍監督のコメントは以下の通り。

・三木肇二軍監督
「ファームという環境でやっているなかでは、目指すところも目的もいろいろなことがあります。勝つことや優勝することが全てではなく、他にも大切な目的や目標がありますが、そうは言っても勝つなかでいろいろ感じられたり学んだりすることもあり、一球に対しての思いや責任感も芽生えると考えています。

コロナ禍でまだまだ制限がある中で、選手たちも大変だったと思いますし、難しいシーズンではありましたが、しっかり勝てたことには意味があると思います。優勝が最大の目的というわけではないですが、今回の経験を今後に繋げてほしいですし、結果として2022シーズンのイースタン・リーグで優勝できたことは素直に嬉しく思います。

今シーズンも、イースタン・リーグの他球団6チームの監督をはじめ関係者の皆様には、試合を重ねてたくさんのことを学ばせていただきましたし、たくさんの経験をさせていただきました。こちらの依頼事項に対応いただいたことも多く、関係者の皆様には感謝しております。ありがとうございました。

一軍もまだまだシーズン終盤戦を必死に戦っている最中で、ファームにもたくさんの応援をいただき、ファンの皆さまにも本当に感謝しています。まだまだシーズンは終わっていませんし、ファーム日本選手権もありますので、引き続き気を引き締めて頑張りたいと思います」

松井友飛と黒川史陽コメント

・松井友飛(6回3安打7奪三振1失点)
「イースタン・リーグの優勝が懸かった試合で投げられたことはとても光栄に思います。公式戦で投げることが今年最後になるかもしれない試合でしたが、あまり優勝が懸かった試合ということは気にしていなかったです。5回以降にランナーを背負ってから粘り切れなかったことは反省ですが、序盤は真っすぐに力もあって変化球でもカウントを取れたので全体的には良かったと思います。

イースタン・リーグ優勝は決まりましたが一軍の公式戦はまだ続いていますしとても大事な時期だと思いますので、一軍で勝ちあがるための一員になれるようにこの後も頑張っていければと思います」

黒川史陽(3番サードで出場、先制犠飛を含む1安打1打点)
「今日勝てばイースタン・リーグ優勝ということを試合前から皆さんと話していたので、とにかく先制点を取って試合を優位に進められるようにと思って打席に入っていました。

三木監督がよく話されるんですが、一軍のプレッシャーを二軍でも感じてやることをテーマに毎日取り組んでいるので、自分がもし一軍でプレーするならと想定して日々取り組めています。一軍で活躍をするために経験を積み重ねているので、今は二軍ですが一日でも早く一軍に上がって活躍ができるように引き続き頑張ります」

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