8月好調だった山﨑伊織

東京ドームで行われている巨人-DeNAの3連戦。昨日の初戦は、1-1で迎えた延長11回に佐野恵太が今季18号となる決勝弾を放ち、DeNAが接戦を制した。
今日勝って五分に戻したい巨人の先発は山﨑伊織。今季は16試合に登板(先発は15試合)して4勝4敗、防御率3.14、QS(6回以上自責点3以下)は7度記録と、まずまずの成績を残している。
前回は8月26日の広島戦(マツダスタジアム)に先発。5回91球を投げて9安打浴びながらも3失点(自責は2)に抑える粘投で、先発として最低限の仕事を果たしチームの勝利に貢献した。そこから中11日空けて今日のマウンドに上がる。
DeNA戦には3試合先発して1勝1敗、防御率1.89で、いずれの登板もQSを達成。計19イニングを投げて被本塁打もゼロと好投を続けている。ただし、ソトには7打数4安打と打ち込まれており、今日の登板では細心の投球を心がけたいところだ。
8月は4試合に先発して防御率1.44と圧巻の投球を見せていた2年目右腕。勝負どころの9月も好調を維持することができるか。
前回対戦の雪辱期す濵口遥大
一方、DeNAの先発は濵口遥大。今季ここまで15試合に登板して7勝4敗、防御率2.43、QSも10度記録するなど、安定感抜群のピッチングを見せている。前回登板した8月31日の中日戦(横浜)では、7回109球を投げて6安打2失点の好投で、8月を白星で締めた。
巨人戦には今季2試合先発して1勝0敗、防御率2.13と相性は悪くない。ただ、8月17日(横浜)の登板では5回6安打3失点で降板。チームは勝利を収めたが、8月唯一QSを記録できなかっただけに、悔しさの残る登板となった。今日は自身の手で白星をつかみ取りたいところだろう。
7月は4試合に登板して防御率1.32、8月は5試合で1.97と、シーズン後半に入り絶好調の6年目左腕。奇跡の逆転優勝へ9月もチームを勝利へ導く投球を持続したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・松葉貴大-広島・森翔平(バンテリンドーム)
阪神・伊藤将司-ヤクルト・高梨裕稔(神宮)
【パ・リーグ】
日本ハム・上原健太-オリックス・竹安大知(札幌ドーム)
西武・隅田知一郎-ロッテ・佐藤奨真(ベルーナドーム)
ソフトバンク・石川柊太-楽天・辛島航(PayPayドーム)
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