先発転向3試合で早くも2勝
ソフトバンクの板東湧梧投手(26)が評価を高めている。9月3日の西武戦で先発し、森友哉と中村剛也に一発を浴びたものの7回4安打2失点の好投。8月19日の日本ハム戦から先発で起用されて3試合で早くも2勝目を挙げた。
鳴門高時代は2年生だった2012年センバツから3年夏まで4季連続甲子園に出場。2013年夏は8強入りし、JR東日本を経て2018年ドラフト4位でソフトバンク入りした右腕だ。
2020年にプロ初勝利を含む2勝。2021年には44試合に登板して0勝2敗1セーブ16ホールドの成績を残した。今季も中継ぎで起用されていたが、チーム事情から先発に転向して見事、期待に応えている。
オーバースローのしなやかなフォームから投げ込むストレートは平均147.7キロ。フォークやカットボールもコントロール良く低めに決まる。ストライクゾーンを9分割したSPAIAのデータでは、右打者の全投球の24.3%を占める外角低めは被打率ゼロ。つまり1本も安打を許していない。大崩れがないのは強みだろう。