今季ウエスタン2位の7本塁打
ソフトバンク・黒瀬健太内野手(24)の支配下登録復帰が決まり、28日、会見に出席した。
黒瀬は初芝橋本高時代に通算97本塁打をマークしたスラッガーで、2015年ドラフト5位でソフトバンクに入団。しかし、ケガなどもあり、一軍出場のないまま2018年オフに育成契約に降格した。プロ7年目の今季は、二軍で36試合に出場して打率.260、7本塁打(ウエスタン・リーグ2位)、18打点の好成績。ようやく支配下登録をつかんだ。
「7年目になりますが、思うような結果を出せず本当に悔しかった。絶対に結果を残してやろうと思って毎日を過ごしてきました」と感慨深げ。二軍や三軍で監督、コーチを歴任してきた藤本博史現一軍監督から指導を受け、王貞治球団会長からも目をかけられてきた。「たくさん指導していただいたんで感謝の気持ちでいっぱいです。一軍で結果を出して恩返しできるように頑張りたい」と意欲を見せる。
両親に電話で報告したところ、母親は泣きじゃくって会話にならなかったという。背番号は「126」から「12」に変更。回り道した「未完の大器」がまずは一軍初出場を目指す。
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