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プロ野球フレッシュオールスターゲームの対戦成績と歴代MVP

2023 5/25 06:00SPAIA編集部
巨人の中田翔・巨人の岡本和真・広島の小園海斗,ⒸSPAIA
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7月23日に富山で開催

2023年のプロ野球フレッシュオールスターゲームは7月18日(18時開始)に富山アルペンスタジアムで行われる。イースタン・リーグ選抜は三木肇監督(楽天)、ウエスタン・リーグ選抜は和田豊監督(阪神)が指揮を執る。

フレッシュオールスターは1963年に「ジュニアオールスターゲーム」として開催されたのが最初。主に二軍で活躍する若手選手が中心だが、MVPに選ばれた選手を振り返ると後に一軍で大活躍した選手が少なくない。

フレッシュオールスターゲームのスコアとMVP


1971年のMVPは大島康徳(中日)だった。翌1972年には一軍のレギュラーとして初めて規定打席に到達し、1994年に引退するまで通算2204安打をマークする大打者となった。

1974年には栗橋茂(近鉄)、1976年には簑田浩二(阪急)がMVP。さらに1977年は島田誠(日本ハム)、1978年は屋鋪要(大洋)と後に一軍で活躍する名前が並ぶ。1980年は浪商高から入団した「ドカベン」香川伸行(南海)がMVP。高卒ルーキーながら同年に一軍で8本塁打を放つなど大きな話題となった。

1982年は金村義明(近鉄)、1983年は畠山準(南海)と夏の甲子園優勝投手が続いた。金村は野手としてMVPを受賞したが、畠山は野手転向する前で投手としての受賞だった。

さらに1987年は大久保博元(西武)、1988年は藤井康雄(オリックス)、1989年は大村巌(ロッテ)、1990年は石井浩郎(近鉄)、1991年は種田仁(中日)と後に一軍で実績を残す打者が名を連ねている。

イチロー、青木宣親らそうそうたる面々

1992年のMVPが鈴木一朗(オリックス)、後のイチローだ。愛工大名電高からドラフト4位で入団して1年目、有働克也(大洋)から決勝本塁打を放った。「振り子打法」で当時史上最多の210安打をマークしたのは、それから2年後の1994年だった。

1993年は桧山進次郎(阪神)、1994年は引退後に阪神でヘッドコーチを務める井上一樹(中日)、1995年は近鉄移籍後に代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打を放った北川博敏(阪神)と阪神に縁のある選手が続いた。 2001年は里崎智也、2003年には今江敏晃のロッテ勢が受賞。2004年には後のメジャーリーガー、青木宣親(ヤクルト)も名を連ねている。

2009年には中田翔(日本ハム)、2016年には岡本和真(巨人)と現在、巨人で同じユニフォームを着る両スラッガーもMVPを受賞。2019年は小園海斗(広島)、2021年は内山壮真(ヤクルト)、2022年は赤羽由紘 (ヤクルト)だった。

2023年は果たして誰がMVPに輝くだろうか。将来、大出世することを期待しながら楽しみたい。

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