中日戦は16回2失点と相性抜群の山本由伸

オリックスの山本由伸が28日の中日戦(京セラドーム大阪)に先発する。今季は8試合に登板して5勝2敗、防御率1.79。5月14日のロッテ戦で8回5安打無失点、同21日の楽天戦で5回2安打無失点と13イニングにわたって無失点を継続中だ。
中日戦は昨年6月4日以来の登板。7回4安打1失点で勝ち投手となっている。さらにさかのぼると2019年6月11日にも登板して7回1失点(勝ち負けつかず)、2018年には中継ぎで2試合に登板(ともに1回無失点)しており、計16回2失点、防御率1.13と中日打線との相性はいい。
昨年の交流戦は3戦3勝でMVPに輝いた。チームも4月は5位だったが、交流戦で優勝して勢いに乗り、ペナントレースも制した。今年もここまで順調に来ており、エースに死角は見当たらない。チームを勢い付けるような快投が期待される。
プロ通算102試合全て救援登板だった鈴木博志
一方、中日はプロ初先発の鈴木博志。2017年ドラフト1位でヤマハから入団し、1年目は53試合に登板するなど4シーズンで102試合、全て救援登板だった。
今季から先発に転向し、二軍では8試合で2勝2敗、防御率4.20の成績。5月17日のウエスタン・リーグ阪神戦で7回、113球を投げてから中10日でのマウンドだ。
プロ初先発で投げ合う相手が昨年の沢村賞右腕・山本由伸。まずは責任投球回の5イニングが目安となるだろうが、オリックスも吉田正尚が抹消されており、打線の調子は決して良くない。立浪和義監督が今後もローテーションで使いたくなるような粘り強い投球ができるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【交流戦】
日本ハム・杉浦稔大-巨人・M.シューメーカー(札幌ドーム)
西武・平井克典-DeNA・上茶谷大河(ベルーナドーム)
楽天・早川隆久-ヤクルト・高梨裕稔(楽天生命パーク)
ロッテ・佐藤奨真-阪神・青柳晃洋(ZOZOマリン)
ソフトバンク・大関友久-広島・森下暢仁(PayPayドーム)
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