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セ・リーグ球団別週間MVP 中日・木下拓哉がリーグNo.1の貢献度、広島はマクブルームが打線牽引

2022 4/11 17:00SPAIA編集部
セ・リーグ週間MVP野手インフォグラフィック,ⒸSPAIA
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マクブルームが決勝ソロ含む2本塁打

先週のセ・リーグは、開幕9連敗中だった阪神が、5日のDeNA戦でようやく今季初白星を挙げた。だが、その後も調子は上向かず、1分けを挟んで3連敗。リーグ史上最速(開幕から13試合目)で2桁借金を背負うなど、厳しい戦いが続いている。

SPAIAでは4月5日から4月10日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

セ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


先週4勝1敗1分けで首位に立った広島は、新外国人のマクブルームがwRAA2.6でチームトップ。7日の巨人戦で頭部死球を受けた影響で8日の試合は欠場したが、5試合で2本塁打をマーク。9日の阪神戦では、両チーム唯一の得点となる決勝のソロ本塁打を放つなど、好調のチームをけん引している。

木下拓哉が3試合で2本塁打、7打点の大活躍

2位の巨人は、先週6試合で11得点と打線が低調だった。そんな中、大城卓三が打率.364(11打数4安打)、1本塁打と気を吐き、チームトップのwRAA1.8をマークした。

3勝3敗だったヤクルトは、山田哲人がwRAA 3.4でチームトップ。10日の巨人戦では、1点を追う4回に先発の赤星優志から同点のソロ本塁打。チームの逆転勝ちにつながる価値ある一発だった。

中日の木下拓哉がリーグトップのwRAA 4.3を記録した。5日のヤクルト戦で、今季初本塁打を含む3安打4打点の活躍でチームの勝利に貢献。7日の試合でもダメ押しとなる今季2号を放つなど、この3連戦で打率.500、6安打、7打点の大活躍を見せた。DeNAとの3連戦が中止となったため、先週は3試合のみだったが、今週も打棒爆発となるか注目だ。

DeNAは大田泰示が移籍後初安打、阪神は佐藤輝明に初本塁打

DeNAでは大田泰示がwRAA1.6でトップ。延長戦となった6日の阪神戦、同点で迎えた11回に移籍後初安打となる三塁打を放つと、次の打席では満塁の走者一掃のタイムリー二塁打で試合を決めた。ただ、その後チームはコロナ禍に見舞われ、4月7日の阪神戦、8日からの中日3連戦が中止。大田も濃厚接触者と判定され自主隔離となった。今週の試合への影響も懸念される。

最下位の阪神は、佐藤輝明がwRAA2.0でチームトップ。今季初勝利となった5日の試合では今季初本塁打を含む2安打、2打点の活躍。9日の広島戦では2安打、1本塁打を放つも、チームの得点は佐藤の本塁打による1点のみに終わった。昨年の前半戦に見せた打線をけん引するような活躍でチームの窮地を救いたい。

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