通算2648安打の青木、NPBのみで2000本まで「あと126」
中日・福留孝介がユニフォームを脱いだ。2022年は23試合出場でわずか1安打に終わり、NPB通算1952安打。メジャーで放った498安打と合わせて歴代15位の2450安打をマークしたが、目前に迫っていた日米通算2500安打にも、NPB通算2000安打にも届かなかった。
現役で最多安打を記録しているのがヤクルトの青木宣親。NPBで1874安打、MLBで774安打をマークしており、通算2648安打は歴代6位だ。ここまで来たら福留が達成できなかったNPBのみで2000安打を期待したくなる。
過去メジャー移籍した日本の打者で、NPBのみで2000安打を記録したのは、歴代5位の日米通算2705安打を放ち、西武の新監督に就任した松井稼頭央(NPB通算2090安打・MLB通算615安打)と日米通算2106安打の中村紀洋(NPB通算2101安打・MLB通算5安打)の2人だけ。
イチローも松井秀喜も井口資仁もNPBのみでは2000安打を達成しておらず、メジャーで6年もプレーした青木がNPBのみで2000本を打つ価値は高いと言える。2022年は81試合出場で55安打だったことを考えると難しいかも知れないが、なんとかあと126安打を積み重ねたい。歴代の日米通算安打ランキングを詳しく見ていこう。
イチローは日米通算4367安打。内訳はNPBが1278本、MLBが3089本となっている。オリックス時代に7年連続首位打者に輝き、メジャーでも歴代23位の3089安打をマークした希代のヒットメーカーの記録は不滅だろう。
2位はイチローに抜かれるまで長らく歴代トップに君臨していた張本勲の3085安打。NPBのみでは唯一の3000安打をマークし、7度の首位打者に輝いた。
さらに昭和のプロ野球で両リーグを代表する強打者だった野村克也の2901安打、王貞治の2786安打と続く。