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プロ野球日米通算安打ランキング、現役最多のヤクルト青木宣親が挑む金字塔

2022 10/18 06:00SPAIA編集部
ヤクルトの青木宣親,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

通算2648安打の青木、NPBのみで2000本まで「あと126」

中日・福留孝介がユニフォームを脱いだ。2022年は23試合出場でわずか1安打に終わり、NPB通算1952安打。メジャーで放った498安打と合わせて歴代15位の2450安打をマークしたが、目前に迫っていた日米通算2500安打にも、NPB通算2000安打にも届かなかった。

現役で最多安打を記録しているのがヤクルトの青木宣親。NPBで1874安打、MLBで774安打をマークしており、通算2648安打は歴代6位だ。ここまで来たら福留が達成できなかったNPBのみで2000安打を期待したくなる。

過去メジャー移籍した日本の打者で、NPBのみで2000安打を記録したのは、歴代5位の日米通算2705安打を放ち、西武の新監督に就任した松井稼頭央(NPB通算2090安打・MLB通算615安打)と日米通算2106安打の中村紀洋(NPB通算2101安打・MLB通算5安打)の2人だけ。

イチローも松井秀喜も井口資仁もNPBのみでは2000安打を達成しておらず、メジャーで6年もプレーした青木がNPBのみで2000本を打つ価値は高いと言える。2022年は81試合出場で55安打だったことを考えると難しいかも知れないが、なんとかあと126安打を積み重ねたい。歴代の日米通算安打ランキングを詳しく見ていこう。

日米通算安打ランキング


イチローは日米通算4367安打。内訳はNPBが1278本、MLBが3089本となっている。オリックス時代に7年連続首位打者に輝き、メジャーでも歴代23位の3089安打をマークした希代のヒットメーカーの記録は不滅だろう。

2位はイチローに抜かれるまで長らく歴代トップに君臨していた張本勲の3085安打。NPBのみでは唯一の3000安打をマークし、7度の首位打者に輝いた。

さらに昭和のプロ野球で両リーグを代表する強打者だった野村克也の2901安打、王貞治の2786安打と続く。

2705安打の松井稼頭央はNPBだけでも2000安打達成

松井稼頭央は2705安打で5位。NPBで2090本、MLBで615本を放っている上、歴代7位の日米通算465盗塁もマークしている。2023年から西武の監督として、どんな采配を振るのか楽しみだ。

6位の青木宣親に次ぐ7位は2643安打の松井秀喜。NPBで1390本、MLBで1253本をマークし、日米通算507本塁打は歴代7位となっている。

さらに門田博光の2566安打、衣笠祥雄の2543安打、福本豊の2543安打、金本知憲の2539安打と続く。以上11人が日米通算2500安打達成者だ。

現役2位は巨人・坂本勇人、3位は西武・栗山巧

12位は現中日監督の立浪和義で2480安打。13位が「ミスター」長嶋茂雄の2471安打、14位が土井正博の2452安打となっており、いずれもNPBのみでの記録だ。

15位が福留で、青木に次ぐ現役2位は2205安打の巨人・坂本勇人、同3位は2086安打の西武・栗山巧となっている。

2023年1月で41歳になる青木。ここからは年齢との戦いでもあり、1年でも長く現役を続けるには結果を出し続けるしかない。まずは「あと52」に迫る2700安打、そのすぐ先に見える松井稼頭央の2705安打を超えることが現実的な目標となりそうだ。さらにその先に、史上3人目の「NPBのみで2000安打をマークした元メジャーリーガー」という偉業が見えてくる。

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