外国人投手として史上2人目の沢村賞獲得
クリス・ジョンソンは2015年に米大リーグ・ツインズから広島に入団。来日初登板で1安打無四球の完封勝利を挙げるなど、安定した投球でローテーションを守り、最優秀防御率に輝いた。翌16年には自身初の開幕投手を務めると、15勝を挙げる活躍でチームの25年ぶりとなるリーグ優勝に大きく貢献。外国人投手としては史上2人目の沢村賞を獲得した。
19年までに4度の2ケタ勝利を達成するなど広島投手陣をけん引するも、20年は状態が上がらず開幕から7連敗を喫し、オフに退団。21年8月に引退を発表し、現役生活に終止符を打った。
6年間の在籍で、広島の外国人選手では歴代トップとなる通算57勝をマーク。「彼のサインを信じて投げれば、良い結果が生まれるに違いない」と全幅の信頼を寄せた石原慶幸とのバッテリーで、チームに多くの勝利をもたらした。