髙橋は早くも投球練習、ウエイトもみっちり
西武の髙橋光成投手(24)、佐野泰雄投手(28)が沖縄県石垣市で行っている自主トレの模様を球団広報を通じて公開した。
昨季は27試合に登板して自己最多の11勝(9敗)、防御率3.78の好成績を残した髙橋。前橋育英高のエースとして全国制覇し、2014年ドラフト1位でプロ入りして7年目でついに本格派右腕として独り立ちしたと言えるだろう。推定年俸は大台に乗る1億1000万円にアップし、選手会長にも就任。チームを支える存在として、今季にかける意気込みは強い。
石垣島では「スピードを上げるための無駄のないフォームをつくる」ことをテーマに掲げて自主トレに励む。15日には立ち投げながら初めて約40球の投球練習も行い、キャンプに向けて順調に進んでいる。
「真っすぐのみでしたが、いい感じで投げることができたと思います。昨年に比べて投球フォームに特化した練習というのが増えました。2月1日のキャンプインで100%に持って行くというよりも、そこに向けて地道にしっかりフォームを固めていきたいと思っています。このまま怪我なくキャンプに入り、今シーズンはとにかく優勝に貢献する投球をしたいです」
午前のメニューを消化すると、午後は約2~3時間のウエイトトレーニング。155キロのダンベルを挙げるなど精力的に取り組んだという。昨季は42年ぶりの最下位に沈んだだけに、下克上には髙橋の右腕にかかる期待は大きい。
西武ライオンズ提供