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西武2014年ドラフト同期の髙橋光成&佐野泰雄が石垣島で精力メニュー

2022 1/15 19:28SPAIA編集部
西武の髙橋光成と佐野泰雄,西武ライオンズ提供
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西武ライオンズ提供

髙橋は早くも投球練習、ウエイトもみっちり

西武の髙橋光成投手(24)、佐野泰雄投手(28)が沖縄県石垣市で行っている自主トレの模様を球団広報を通じて公開した。

昨季は27試合に登板して自己最多の11勝(9敗)、防御率3.78の好成績を残した髙橋。前橋育英高のエースとして全国制覇し、2014年ドラフト1位でプロ入りして7年目でついに本格派右腕として独り立ちしたと言えるだろう。推定年俸は大台に乗る1億1000万円にアップし、選手会長にも就任。チームを支える存在として、今季にかける意気込みは強い。

石垣島では「スピードを上げるための無駄のないフォームをつくる」ことをテーマに掲げて自主トレに励む。15日には立ち投げながら初めて約40球の投球練習も行い、キャンプに向けて順調に進んでいる。

「真っすぐのみでしたが、いい感じで投げることができたと思います。昨年に比べて投球フォームに特化した練習というのが増えました。2月1日のキャンプインで100%に持って行くというよりも、そこに向けて地道にしっかりフォームを固めていきたいと思っています。このまま怪我なくキャンプに入り、今シーズンはとにかく優勝に貢献する投球をしたいです」

午前のメニューを消化すると、午後は約2~3時間のウエイトトレーニング。155キロのダンベルを挙げるなど精力的に取り組んだという。昨季は42年ぶりの最下位に沈んだだけに、下克上には髙橋の右腕にかかる期待は大きい。

ウエイトトレーニングを行う髙橋光成

西武ライオンズ提供

佐野は連日のブルペン入り

一方、髙橋と同じ2014年ドラフト2位で平成国際大から入団した佐野は、昨季23試合に登板して勝ち負けなしの2ホールド、防御率4.91だった。石垣島ではほぼ毎日ブルペンに入っており、この日は約50球。ストレートを中心に変化球も交えるハイペースの調整だ。

「気候も良く、ここまで順調に調整できていると思いますし、自分自身やりたいことを消化できていると思います。2月1日のキャンプインからベストパフォーマンスができるようにしたいですし、初日からアピールしたいです。チームが優勝するために、任せていただいたところでしっかり投げていきたいです」

昨季はチーム防御率3.96でリーグ最下位だったが、昨秋ドラフトでは1位で4球団競合した隅田知一郎(西日本工大)、2位で佐藤隼輔(筑波大)と即戦力左腕を2人補強した西武。「下克上」を果たすには投手力のアップが急務だけに、髙橋と佐野のドラフト同期コンビにも大きな期待がかかる。

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