22歳にして大台1億円到達
西武の平良海馬投手が23日、入院先の病院からリモートで契約更改交渉に臨み、5800万円アップの年俸1億円でサインした(金額は推定)。
平良は「(球団から)1年間頑張ってくれてお疲れさまでした、という言葉をいただけてうれしく思います」と晴れやかな表情を浮かべた。大台に到達し、買いたいものを問われると「コンビニ行ったら値段見ないで買うみたいな、プチ贅沢をしたい」とはにかんだ。
プロ4年目の今季は開幕から無失点投球を続け、39試合連続無失点で日本記録を更新。また、シーズン途中からは抑えのポジションを任され、62試合に登板して3勝4敗20セーブ21ホールド、防御率0.90と抜群の成績を残した。
今季を振り返って「去年、おととしと試合に出てきて、身体の張りとか調子がだんだんわかってきて。コンディションを保てるコツをつかめた気がします」とコメント。来季に向けては「四球が多いと思うので、わざと勝負しない場面もあったが、来年はあえて勝負していけたらいいんじゃないかな」と意気込んだ。
今夏に開催された東京五輪にも侍ジャパンの一員として出場し、金メダルを獲得した。「オリンピックの代表で、結果は僕自身、良くなかった」と反省を口にするも、「色んな選手の練習とか取り組みを学べたことが良かったと思います」と収穫もあったことを明かした。
10月23日に手術を受けた右足首の状態が心配されるが、「11月26日くらいからちょっと調子が悪くなった。良かったり悪かったりを繰り返している」と現状を説明。来春キャンプでは「初日からバンバンいくのではなく、後半にどんどん(状態を)上げていくようなイメージ」で、開幕に合わせて調整を進めていく予定だ。
来季の目標には「怪我せずに頑張る。MVPをとった(オリックスの)山本投手のように、支配的なピッチャーになれたらいいなと思います。防御率0点台目指して頑張りたいです」と力強く掲げた。