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西武・平良海馬が1億円の大台到達 入院先から異例のリモート更改も渡辺GM「キャンプには支障ない」

2021 12/23 17:10SPAIA編集部
埼玉西武ライオンズの平良海馬,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

22歳にして大台1億円到達

西武の平良海馬投手が23日、入院先の病院からリモートで契約更改交渉に臨み、5800万円アップの年俸1億円でサインした(金額は推定)。

平良は「(球団から)1年間頑張ってくれてお疲れさまでした、という言葉をいただけてうれしく思います」と晴れやかな表情を浮かべた。大台に到達し、買いたいものを問われると「コンビニ行ったら値段見ないで買うみたいな、プチ贅沢をしたい」とはにかんだ。

プロ4年目の今季は開幕から無失点投球を続け、39試合連続無失点で日本記録を更新。また、シーズン途中からは抑えのポジションを任され、62試合に登板して3勝4敗20セーブ21ホールド、防御率0.90と抜群の成績を残した。

今季を振り返って「去年、おととしと試合に出てきて、身体の張りとか調子がだんだんわかってきて。コンディションを保てるコツをつかめた気がします」とコメント。来季に向けては「四球が多いと思うので、わざと勝負しない場面もあったが、来年はあえて勝負していけたらいいんじゃないかな」と意気込んだ。

今夏に開催された東京五輪にも侍ジャパンの一員として出場し、金メダルを獲得した。「オリンピックの代表で、結果は僕自身、良くなかった」と反省を口にするも、「色んな選手の練習とか取り組みを学べたことが良かったと思います」と収穫もあったことを明かした。

10月23日に手術を受けた右足首の状態が心配されるが、「11月26日くらいからちょっと調子が悪くなった。良かったり悪かったりを繰り返している」と現状を説明。来春キャンプでは「初日からバンバンいくのではなく、後半にどんどん(状態を)上げていくようなイメージ」で、開幕に合わせて調整を進めていく予定だ。

来季の目標には「怪我せずに頑張る。MVPをとった(オリックスの)山本投手のように、支配的なピッチャーになれたらいいなと思います。防御率0点台目指して頑張りたいです」と力強く掲げた。

渡辺GMが総括「来季必ず巻き返すという強い気持ちを」

平良投手の契約更改後、渡辺久信GMがオンライン取材に応じた。

まず、平良投手の今季の活躍ついて「タフなポジションをしっかり1年間、担ってくれた。数字的にも文句のつけようがない」と最大限に評価。来季については「一番後ろのポジションを投げる投手の中では、一番安定感がある。平良が出てきたら大丈夫という安心感がある。後ろでしっかりやってほしい」と今季同様、抑えのポジションでの起用を示唆した。

気になる怪我の状態については「簡単な手術なんで、すぐ復帰して秋季練習もやっていたが、(患部に)ばい菌かなんかが入ってしまって。それで再入院している」と経緯を説明。「回復には向かっていて、(来春の)キャンプに支障はない。普通だったら退院できるレベルだと思うが、慎重に進めているところです」と万全を期すための措置であることを明かした。

これで球団の全選手の契約更改が終了。渡辺GMは「42年ぶりの最下位というところで、選手、スタッフ、フロント、そしてファンの皆様含めて、悔しいシーズンになったと思う。契約の方もしっかり数字を出した選手は上げたし、結果が出なかった選手には、厳しめの査定になった選手も何人かいた。反省、振り返りも大切ですけど、選手は前を向いて、来季必ず巻き返すという強い気持ちをもってやってほしい」と総括した。

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