メジャー24勝右腕を獲得
日本ハムは9日、前ツインズのジョン・ガント投手(29)と契約に合意したと発表した。背番号は未定。
ガントは193センチ、90キロの長身右腕で、今季はカージナルスで25試合に登板(先発14試合)して4勝6敗、防御率3.42。ツインズに移籍後は14試合に登板(先発7試合)、1勝5敗、防御率5.61の成績だった。メジャー通算では、173試合に登板(先発49試合)、24勝26敗、防御率3.89という数字を残している。
ビッグボスこと新庄剛志監督は「これ、本当にウチに来てくれるの?凄いピッチャーだね。YouTube で彼の映像みて、思わず『いいね!』押しちゃいそうになったよ」と第一印象を語るとともに、「印象に残ったのは、やっぱりシンカーかな。チェンジアップも凄い、というか面白い動きするね。球種2つが一級品なら、もうそれで充分でしょ」と、シンカーとチェンジアップを絶賛した。球種はこの他に、平均92マイル(約148キロ)の4シーム(直球)とカットボール、カーブ、スライダーを持ち球としている。
さらに、新庄監督は「映像では髪、長いね。切らないでこのままいけばいいのに。え、もう切っちゃったの?もったいないな。個性は大事にした方がいいよね。ガント、先発ローテに入ってかなりの力発揮してくれるんじゃないかと、ほんとに期待しかない!あとは彼が実力を思い切り発揮できるように、環境を整えるのがBIGBOSSの仕事です」と期待感を口にした。
一方、ガントも球団を通じて「ファイターズの一員になる機会を与えていただき、大変うれしく思います。日本は素晴らしい国だと多くの人たちから聞いているので、新たな生活の中で様々なことを吸収し、自身の成長につながることを楽しみにしています。一日も早く来日し、皆様にお会いできるのを心待ちにしています」とコメントした。
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