剛腕サウスポーが外野手として開花
雄平は高校時代に剛腕サウスポーとして注目を集め、2002年ドラフト1巡目でヤクルトに投手として入団。プロ1年目から頭角を現し5勝を挙げると、07年にはリリーフとして自己最多の52試合に登板を果たした。
その後は制球難に苦しみ、09年オフに外野手へと転向。12年に転向後初安打をマークすると、14年には打率.316、23本塁打、90打点と好成績を残し、ベストナインに選出された。その後も全力プレーでチームをけん引し続けるも、近年の成績低下を理由に21年限りでの引退を決断。19年間の現役生活に別れを告げた。
レギュラー定着を果たした14年からは、5年連続で得点圏打率3割以上をマーク。15年にはリーグ優勝を決めるサヨナラヒットを放つなど、球団屈指の勝負強いバッティングで多くのファンを魅了した。今後は楽天の二軍打撃コーチとして指導者の道へ進む。