甲子園で注目を集めた“ハンカチ王子”
斎藤佑樹は2006年に“ハンカチ王子”として注目を集め、夏の甲子園で全国制覇を果たす。その後、早稲田大学を経て、日本ハムにドラフト1位で入団すると、プロ1年目からローテションの一角して6勝をマークした。
12年には栗山監督から開幕投手に任命され、9回1失点で自身初の完投勝利を挙げるも、シーズン中盤以降は振るわず5勝にとどまった。その後は度重なるケガや成績不振などで登板機会が減り、21年に現役引退を決断した。
キャリアで最も好成績を収めたルーキーイヤーは、得点圏以外では被打率.334と打ち込まれるも、得点圏では同.192とピンチで粘りの投球を披露。多くの野球ファンに愛され、記録よりも記憶に残る投手だった。