常勝軍団を引っ張った打撃職人
ソフトバンクの長谷川勇也は、プロ3年目の2009年にレギュラーの座をつかむと、リーグ4位の打率.312を記録。13年には自己最高の打率.341を残し、首位打者、最多安打、ベストナインのタイトルを獲得した。
翌年も2年連続で打率3割をクリアするなど3年ぶりの日本一に貢献するも、9月に右足首を負傷。以降は同箇所のケガと闘いながら、卓越したミート力と闘志あふれるプレーで常勝軍団を引っ張った。
キャリアハイの成績を残した2013年は、交流戦で打率.418を残してMVPを受賞するなどシーズン序盤からヒットを量産。最終的には198安打を放ち、球団史にその名を刻んだ。 “打撃職人”とも評されたバッティングの求道者が最も輝いた1年となった。