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楽天ドラ5の長身右腕・松井友飛は伸びしろ無限大「160キロ投げたい」

2021 10/26 12:27SPAIA編集部
金沢学院大の松井友飛投手,ⒸSPAIA
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金沢学院大でスカウト指名挨拶

プロ野球ドラフト会議で楽天から5位指名された金沢学院大・松井友飛投手が26日、石川県金沢市の同大で後関昌彦スカウト部長と山田潤スカウトの指名挨拶を受けた。

石川県出身の松井は身長190センチの大型右腕。穴水高時代は無名だったが、金沢学院大に進学後、最速151キロのストレートを武器に活躍してプロの注目を集めた。まだまだ粗削りで今後の成長が期待できる22歳だ。

松井は「いよいよプロになる実感が沸いてきました。残り2カ月間しっかり準備していい状態で入れればいい」と来年1月の合同自主トレを見据えて、ウエイトトレーニングや食事で体重を増やしたい意向を示した。

目標にパドレスのダルビッシュ有を掲げ「年齢を重ねても変化を続けられるストイックな選手になりたい」とキッパリ。メッツのジェイコブ・デグロムの動画を観て参考にしており「デグロムのような160キロを超えるフォーシームを投げたいです。将来は毎年2桁勝って最多勝を獲れるような投手に」と具体的なイメージを明かした。

「ネクスト松井」に名乗り

楽天には田中将大、岸孝之、涌井秀章、則本昂大ら手本となる本格派右腕が多い。ただ、いずれも30代ということを考えると、松井には次世代を担う先発右腕として期待がかかる。

山田スカウトも「体幹や下半身を強くしていけば、まだまだスケールの大きな投手になる。155キロ、160キロも期待できる」と今後の成長に期待。プロで戦える体づくりをしていけば、楽天投手陣の屋台骨を支える可能性のある素材だと強調した。

石川出身の松井と言えば松井秀喜氏が有名だが、血縁関係はない。報道陣からの質問に「『次の松井』になれるように頑張りたいです」と切り返すあたり、ボール同様、コメントにもキレがあった。

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