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楽天で「ギンジ問題」勃発!?ドラフト3位・前田銀治「銀ちゃんと呼んで」

2021 10/20 16:39SPAIA編集部
三島南高・前田銀治外野手,ⒸSPAIA
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部坂スカウト「将来的にはトリプルスリー目指せる」

プロ野球ドラフト会議で楽天から3位指名された三島南高・前田銀治外野手が20日、静岡県の同校で後関昌彦スカウト部長と部坂俊之スカウトの指名挨拶を受けた。

前田は身長182センチ、体重98キロの恵まれた体格で、高校通算31本塁打の右のスラッガー。今春センバツに21世紀枠で出場し、初戦で鳥取城北に敗れたものの三塁打を含む2安打で大器の片鱗をのぞかせた。俊足、強肩も魅力で、センバツではマウンドにも立って最速143キロをマークしている。

部坂スカウトは「走攻守全て揃っていて、広角に長打を打てる。将来的にはトリプルスリーを目指せる選手。3位でしか取れないと思って指名させていただきました」と最大級の賛辞。イメージする選手として広島の鈴木誠也を挙げた。

前田は「ドラフトから1週間以上経って実感が湧いてきました。いろいろな思いを持って指名してくれたと聞いて感謝の気持ちでいっぱいです。将来はホームラン王のタイトルとトリプルスリーを獲りたい」と希望に満ちた様子だった。

由来は「蒲田行進曲」

楽天にはプロ16年目のベテラン銀次、今季途中に巨人から移籍した炭谷銀仁朗と、似た名前が2人もいる。前田は「銀ちゃんと呼んで応援していただければ嬉しいです」と自らニックネームを売り込んだ。

名前の由来は、映画「蒲田行進曲」の主人公・倉岡銀四郎が「銀ちゃん」と呼ばれていたことから、両親が「愛される人間になるように」との願いを込めて命名。「元気が売りなので試合中も野球を楽しんでやっていきたい」と話す銀ちゃんは、「銀治の漢字は政治の『治』なのによく間違えられる。しっかり自分の名前を覚えていただけるように頑張ります」とアピールも忘れなかった。

今秋ドラフトでは法政大・三浦銀二もDeNAから4位指名されている。高い身体能力と元気いっぱいのキャラクターで、誰よりも有名な「ギンジ」を目指す戦いがもうすぐ始まる。

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