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DeNA武藤祐太と中井大介が引退会見、胸に染みた夫人からの手紙

2021 10/17 12:41SPAIA編集部
DeNAの武藤祐太と中井大介,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

武藤「次に戦力外になったら辞めようという覚悟を持ってプレーしてきた」

今季限りでの引退を表明していたDeNAの武藤祐太投手(32)と中井大介内野手(31)が17日、会見を開いた。

武藤はHondaから2010年ドラフト3巡目で中日入りし、2013年に58試合に登板するなど主に中継ぎとして活躍。戦力外となった2017年オフにDeNAに移籍し、3年連続20試合以上に登板したものの今季は一軍登板がなかった。プロ11年間の通算成績は197試合登板で10勝9敗21ホールドだった。

会見では「ベイスターズに拾ってもらった時に次に戦力外になったら辞めようという覚悟を持ってプレーしてきたので、言われた時にはすぐに決断しました」と説明。夫人に引退を告げた時には「まだやってほしいという言葉もあったけど、1年1年悔いが残らないように腕を振ってきたので認めてほしいと言った」と打ち明けた。

ファンに対しては「名古屋ドームで投げたこともあったし、満員の横浜スタジアムで投げたこともあった。あの大声援がすごく力になったので感謝してもしきれない」と話した。

今後については「まだ決まってないが、ベイスターズに恩返しできたらと考えています」としている。23日の古巣・中日戦終了後に引退セレモニーを実施する予定。

DeNAの武藤祐太

横浜DeNAベイスターズ提供

中井は14年間支えてくれた家族とファンに感謝

中井は宇治山田商高から2007年高校生ドラフト3巡目で巨人入り。2017年には自己最多の90試合に出場して打率.249、5本塁打をマークした。戦力外となった2018年オフに合同トライアウトを経てDeNA入りし、右の代打として活躍。プロ14年間の通算成績は505試合出場で打率.243、227安打、16本塁打、65打点だった。

「ジャイアンツで戦力外を経験した時に、ベイスターズでは悔いを残さず、トライできなかったことにもトライして1年1年やっていこうと思っていました。悔いが残らないと言えばうそになるけど、ジャイアンツの時より受け入れる気持ちは強かった」と心境を吐露した。

今季は12試合の出場にとどまっていたこともあり、球団から「明日来てほしい」と連絡があった際にピンと来たという。「おそらく戦力外だろう」。そう告げていた夫人から翌朝、手紙をもらった。

「(現役で)やってほしいけど意思を尊重します。これからも応援し続けますと書いてあった。胸に染みるものがあった」

母親からも「14年間応援させてくれてありがとう」と言われ、「こちらこそありがとうという気持ちだった」と明かした。

大切な人に支えられた14年間のプロ生活。ファンに対しても「期待に応えられなかったことの方が多いと思いますが、どんな時でも球場に足を運んでくれた方々の声援で前を向くことができました」と感謝の気持ちを表した。

20日の古巣・巨人戦終了後に引退セレモニーを実施する予定。今後については「小さいころから野球をやってきたので野球に恩返しをしたい。僕自身まだまだ勉強しないといけないことはたくさんある。いろんなことを考えながら今後の道を決めていきたい」としている。

DeNAの中井大介

横浜DeNAベイスターズ提供


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