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ヤクルト村上宗隆が「清原超え」間近!通算100本塁打年少ランキング

2021 8/18 11:00SPAIA編集部
ヤクルト村上宗隆,ⒸSPAIA
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最年少記録は清原和博の21歳9カ月

再開されたプロ野球の後半戦で、偉大な記録の更新が期待されている。ヤクルトの主砲・村上宗隆の最年少100本塁打だ。

17日の巨人戦で髙橋優貴から東京五輪決勝以来の一発を放ち、今季はここまで27本塁打。九州学院高から入団1年目の2018年に1本、2019年に36本、2020年が28本と積み上げており、4年目にしてすでに通算92本塁打を放っている。あと8本で大台に到達するのだ。

しかも2000年2月2日生まれの村上は、まだ21歳6カ月。今季中に達成すれば、あの清原和博(西武)が1989年6月4日にマークした21歳9カ月の最年少記録を更新する。

NPB通算100本塁打年少ランキング


年少ランキングを見ると、そうそうたる面々が並ぶ。清原に塗り替えられるまで22歳3カ月の最年少記録を持っていたのが中西太(西鉄)。高松一高時代から「怪童」と呼ばれ、通算244本塁打を放ったスラッガーだ。

3位はメジャーでも活躍した松井秀喜(巨人)で22歳10カ月。日米通算507本塁打の松井は1年目から11本、20本、22本、38本と積み重ね、通算100号は5年目の1997年4月27日の広島戦だった。

あと88打数で大台到達?

4位は通算3085安打の張本勲(東映)。通算868本塁打の王貞治(巨人)でさえ、23歳2カ月で5位なのだ。いかに村上の記録が凄いことか分かるだろう。

6位以下も豊田泰光(西鉄)、土井正博(近鉄)、掛布雅之(阪神)、山田哲人(ヤクルト)、大杉勝男(東映)と球史に残る長距離砲が名を連ねている。

村上が本塁打を1本打つまでかかる打数を示すAB/HRはリーグトップの11.0。つまり、あと8本なら88打数で達成する計算になる。1日4打数としても22試合だから、残り試合での達成は十分に可能だ。

侍ジャパンの一員として出場した東京五輪では、決勝のアメリカ戦で決勝アーチ。金メダルを手土産にチームに戻っており、調子を落とす要素も見当たらない。ケガさえなければ来月にも32年ぶりの記録更新が見られるだろう。

ライバル「岡本和真超え」も濃厚

また、100本塁打を何試合で達成したかを示す最速ランキングが下の表だ。

NPB通算100本塁打最速ランキング


こちらはズラリと外国人の名前が並ぶ。1位はブライアント(近鉄)の246試合。2位は1試合差でカブレラ(西武)、3位は303試合のソレイタ(日本ハム)、さらに1試合差でバース(阪神)と続く。村上と同じヤクルト勢ではバレンティンが326試合で9位、ペタジーニが333試合で10位となっている。

日本人で唯一ベスト10に入っているのが、321試合で6位タイの山川穂高(西武)。村上はすでに354試合に出場しており、割って入ることはできない。

とはいえ、清原和博の423試合や田淵幸一(阪神)の424試合、中西太の438試合、長池徳二(阪急)の444試合、落合博満(ロッテ)の450試合、原辰徳(巨人)の453試合などは上回りそうだ。

ちなみに村上がタイトルを争う岡本和真(巨人)は今年4月27日のヤクルト戦で通算100号を放っており、その時点で24歳9カ月、467試合での到達だった。そのどちらも村上が上回ることは、ほぼ確実と言ってもいいだろう。

いずれにせよ、歴史が変わる瞬間はもうすぐ訪れる。優勝争いの行方とともに、村上のかけるアーチにも注目だ。

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