自己最多タイの9勝目へ戸郷翔征が先発
後半戦が開幕してから2戦連続逆転勝利と勢いに乗る巨人は、15日の中日戦(東京ドーム)に戸郷翔征が先発する。前半戦は14試合に先発して8勝4敗、防御率3.87、奪三振率8.39、与四球率3.44をマーク。髙橋優貴の9勝に次ぐ白星を積み重ね、チームに大きく貢献した。
リーグ戦の中断期間中は、3日のエキシビションマッチ、ソフトバンク戦に先発して、6回104球、7安打7失点(自責3)で敗戦投手となった。ただ、序盤に大量失点するも4回以降は持ち直し、3イニングを無失点に抑えた。そこから中11日での登板となる。
中日戦は今季初先発。昨季は4試合に先発して2勝2敗、防御率2.01。東京ドームでは2戦2勝で、12.2回を投げ無失点に抑えている。
今日の登板で勝利投手となれば、昨季に並ぶ自己最多タイの9勝目となり、初の2桁勝利も現実味を帯びてくる。後半戦もローテの中心として、チームを勝利に導くピッチングが期待される。
連敗ストップへ小笠原慎之介が先発
一方、中日の先発は小笠原慎之介。今季前半戦は15試合に先発して6勝4敗、防御率2.93と、柳裕也と共に先発陣の左右の柱としてチームを牽引した。
中断期間中はエキシビジョンマッチに2試合登板。1日の日本ハム戦では、序盤から打ち込まれ5回8安打6失点と乱れたが、8日の西武戦では強力打線を5回2安打無失点に抑え、しっかり修正してきた。
今季、巨人戦は5月1日に先発し、5回まで5安打7奪三振無失点に抑える好投を見せる。だが、6回につかまり、先頭の四球から連打を浴び降板。結局5.0回3失点で勝利投手となったものの、後味の悪い登板となった。今回はその雪辱を期してマウンドに上がる。
チームは後半戦連敗スタートで、借金は今季ワーストの12にまで膨らんでしまった。この悪い流れを断ち切ることができるか、将来のエース候補にかかる期待は大きい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・今永昇太-ヤクルト・奥川恭伸(新潟)
阪神・秋山拓巳-広島・大道温貴(京セラドーム大阪)
【パ・リーグ】
西武・渡邉勇太朗-楽天・涌井秀章(メットライフ)
ロッテ・佐々木朗希-オリックス・山﨑福也(ZOZOマリン)
ソフトバンク・スチュワート・ジュニア-日本ハム・バーヘイゲン(PayPayドーム)
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