後半戦の開幕投手は西勇輝
今日13日から再開するプロ野球のシーズン後半戦。セ・リーグ首位を走る阪神は、京セラドーム大阪で広島との3連戦に臨む。
初戦の先発は西勇輝。前半戦は15試合に先発して4勝6敗、防御率3.19とまずまずの成績。ただ、6月18日に今季4勝目を挙げ、通算100勝に王手をかけてからは3戦3敗と白星に恵まれてない。それでも、6日に登板したエキシビジョンマッチのオリックス戦では、4回2安打無失点投球。今日の試合でも好投が期待できそうだ。
広島戦は今季3試合に先発して1勝2敗、防御率は3.79。7月2日に4回7失点でKOされたが、その他の2試合では7回1失点、8回無失点に抑えている。侍ジャパンメンバーでは、菊池涼介に打率.400、鈴木誠也には唯一の本塁打を許しており、気を付けたい。
交流戦明けのリーグ戦再開初戦となった6月18日の巨人戦では、7回1失点の好投で白星を手にした。今回の再開初戦も勝利し、チームに勢いをつけたいところだ。
後半戦巻き返しへエース大瀬良が阪神戦初先発
一方、広島の先発は大瀬良大地。前半戦は11試合に先発して3勝3敗、防御率3.74。4月中旬に右ふくらはぎ痛で離脱し、約1か月後に復帰するも自己ワーストの7試合連続勝ち星なしと、エースとして不完全燃焼に終わった。
五輪中断期間中は、エキシビジョンマッチに2試合登板。7月27日の日本ハム戦で5回3安打無失点、3日西武戦では6回5安打3失点と、調整は順調だ。
阪神戦は今季初先発。昨季は4試合に先発して1勝3敗、防御率6.63だった。近本光司に.300(10打数3安打)、サンズに.500(10打数5安打)と打たれており、大山悠輔とマルテに1本塁打ずつ許している。
チームは今季初の4連勝で前半戦を終えた。前例のない中断明けの初戦。後半戦スタートダッシュを決めるためにも、エースの好投は欠かせない。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・山口俊-中日・柳裕也(東京ドーム)
【パ・リーグ】
西武・松本航-楽天・岸孝之(メットライフ)
ロッテ・二木康太-オリックス・宮城大弥(ZOZOマリン)
ソフトバンク・石川柊太-日本ハム・加藤貴之(PayPayドーム)
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