5月22日のプレーが同時受賞
ファンがその月で“最も輝いたプレー”を選ぶ「メットライフ生命月間ベストプレー賞」。西武は本日15日、松本航の快投とコーリー・スパンジェンバーグの鮮やかな逆転3ランの両プレーが、5月度の同賞に選出されたことを発表した。
この両プレーが飛び出したのは、ともに5月22日の日本ハム戦だった。この日先発した松本は初回から伸びのある直球を両サイドに投げ込み、序盤から三振の山を築いていく。ところが先制したのはファイターズ。4回にソロ本塁打を許し、1点、追う展開になった。
大きく流れが変わったのが5回、西武はチャンスを作ると、スパンジェンバーグが左翼席に特大の3ランで一挙逆転。その後も効果的に点を重ねていった。松本も4回の1点だけで凌ぎ、終わってみれば8対1で勝利。投打が噛み合った快勝に、多くのライオンズファンが酔ったゲームだった。
同時受賞を聞いたスパンジェンバーグは、「メットライフ生命5月度月間ベストプレー賞に僕のホームランを選んでくれてうれしいよ。もちろんあのバッティングは覚えている。チームを勝利に導くことができた納得の一打だったね」と笑顔。さらに「投手部門は(同じ試合で勝ち投手になった)ワタルの投球だって?そしたら半分は僕のお陰かな」といたずらっぽく笑った。
一方の松本も「(この試合で逆転弾を放った)スパンジェンバーグ選手も一緒に受賞ですか?『俺のお陰じゃないか』と言われるかもしれませんが(笑)、スパンジー様様ですね」
とまさにスパンジェンバーグの声が聞こえたような?コメント。
松本もスパンジェンバーグ同様初の受賞となり、「メットライフ生命5月度月間ベストプレー賞に僕のプレーを選んでいただき、大変うれしく思います。この試合は自分としても納得のいく球を投げられていましたし、自信になった1戦でもありました」とその試合を改めて振り返った。そして、「ノミネートしていただいたメットライフ生命の皆さまや選んでいただいたファンの方々に感謝したいです」と感謝の言葉で締めた。
後半戦、首位猛追のためにも2人の活躍に期待したい。
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