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阪神優勝のカギ「先発・藤浪晋太郎」は練習試合でテストされるか?

2021 7/20 06:00チャリコ遠藤
阪神・藤浪晋太郎,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

パ・リーグ4球団と計12試合を予定

プロ野球は東京五輪開催のためレギュラーシーズンの中断に入った。8月中旬の再開まで公式戦が実施されない期間に用意されたのが「2021プロ野球エキシビションマッチ」だ。

各球団は同一リーグではなく「セ対パ」で練習試合を実施。阪神タイガースは7月27日のロッテ3連戦を皮切りに、西武、オリックス、楽天と計12試合を予定し、本拠地・甲子園での6試合は「~挑超頂サマーシリーズ~」とチームスローガンを冠した。

中断期間で選手の実戦勘を損ねることの防止が主目的でも、ファン目線で言えば交流戦の“延長”として公式戦では実現しなかった選手同士のマッチアップを待ち望んでいる人も多いだろう。

そんな中、個人的に注目しているのは「先発・藤浪」のテストがあるかどうかだ。貴重な実戦機会で後半戦へ向けて配置転換を試す時間にもなり得る。

交流戦の序盤に再昇格してからはブルペンの一員として奮闘する背番号19の起用法は、16年ぶりのリーグ優勝を目指すチームにとってのキーポイント。開幕投手を務めた右腕が再びまっさらなマウンドに再び戻ることはあるのか。

中継ぎにも欠かせぬ存在に

現時点でその可能性は低いと言えるかもしれない。先発陣は青柳晃洋、ジョー・ガンケル、伊藤将司らが春先から揃って安定感を誇示。開幕ローテーションと現状を比べても藤浪とラウル・アルカンタラが入れ替わっただけの陣容で大きな波がない。

一方でブルペンは守護神のロベルト・スアレスこそ“無双”しているものの、勝利の方程式では7回が固定されていない。藤浪は交流戦では3試合連続ホールドをマークして勝ちパターンを任され、現在はビハインドでの登板が多くなっているもののチームに勢いを生み出す数少ない存在だろう。

12日のDeNA戦では3点劣勢の8回に出番がやってきてタイラー・オースティン、宮崎敏郎、牧秀悟を3者連続三振と完全に“制圧”。9回を抑えた及川雅貴とともに、最終回に5連打、4得点で逆転した劇的ドラマに少なからず貢献した。複数イニング、ロングリリーフも可能な藤浪は今やブルペンに欠かせぬ存在になっている。

アルカンタラの起用法とリンク?

藤浪の先発があるとすれば、ローテーションに“欠員”が出た場合か。これまでも何度か中継ぎ起用が検討されているアルカンタラの配置転換が行われるようなら、再転向も浮上してくるかもしれない。

選手のコンディション調整はもちろんのこと、矢野燿大監督がどのような方法でエキシビションマッチを活用し、勝負の後半戦へ繋げるか。非公式戦とはいえ、目が離せない。

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