昨季ヤクルト戦防御率1.50のサンチェスが先発
先週末の3連戦で首位阪神に勝ち越し、1.5差に迫った巨人。今日から前半戦最後のカード、3位ヤクルトとの2連戦に臨む。
本日の先発はサンチェス。今季は13試合に先発して5勝4敗、8度のQS(6回以上自責点3以下)を記録するも防御率4.31と安定感に欠ける。
前回登板した6日の中日戦では7回112球を投げ、6安打6奪三振1失点。初回に2本の長短打を浴び1点を失ったが、以降6イニングを散発4安打に抑えた。リリーフ陣が打たれチームは逆転負けを喫したが、先発としての役割は果たした。
ヤクルト戦は今季初先発となる。昨季は3試合に登板して2勝1敗、防御率1.50と得意としていた。その中で注意したいのが村上宗隆だ。本塁打こそ許していないが、9打席対戦して7打数3安打で.429と打たれている。
今季のサンチェスは好投と炎上を交互に繰り返しており、首脳陣も信頼しづらい状況が続いている。前回登板では粘りの投球を見せているだけに、相性のいいヤクルト戦でも好投し、首脳陣の信頼を勝ち取りたい。
成長著しい奥川恭伸が先発
ヤクルトの先発は奥川恭伸。ここまで9試合に先発して3勝2敗、防御率は4.15だが、ここ6試合でQSを5度記録するなど、投球に安定感が出てきた。前回登板した1日の阪神戦では7回87球4安打6奪三振。梅野隆太郎の本塁打による1失点のみに抑える快投を見せた。そこから中11日での登板となる。
投球内容をみると、奪三振率は7.79、与四球率は1.38と多くの三振を奪いながら四球は最小限に抑えており、非凡な才能をみせている。
その一方で、被打率は.306と高い確率で捉えられているのは気がかりだ。また、これまでに許した5本の本塁打は全て右打者に打たれている。リーグトップの26本塁打を放っている岡本和真との対戦では、細心の注意を払いたい。
巨人とは今回が初対戦。成長著しい20歳右腕が好調巨人打線相手にどのような投球を見せるのか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
阪神・アルカンタラ-DeNA・坂本裕哉(甲子園)
広島・九里亜蓮-中日・福谷浩司(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・池田隆英-オリックス・増井浩俊(釧路)
西武・松本航-ロッテ・岩下大輝(メットライフドーム)
ソフトバンク・石川柊太-楽天・田中将大(PayPayドーム)
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