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【首位攻防第1R】阪神は今季巨人戦未勝利の秋山拓巳が先発 巨人は戸郷翔征が中12日でトラ狩りへ

2021 7/9 11:32SPAIA編集部
7月9日予告先発インフォグラフィック
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中4日で先陣切る秋山拓巳

7月9日予告先発インフォグラフィック


前夜は不振の続く大山悠輔の決勝3ランで勝利し、3位ヤクルトに勝ち越した阪神。今日9日からは本拠地・甲子園で2位巨人との天王山に臨む。

初戦の先発は秋山拓巳。今季は12試合に先発して6勝4敗、防御率3.57。QS(6回以上自責点3以下)を7度記録するなど安定した投球を見せていたが、ここ2試合は早い回での降板が続いている。

前回登板した4日の広島戦では3回4安打2失点、わずか46球でマウンドを後にした。今日はそこから中4日での登板となる。

巨人戦は今季3試合に先発して3敗、防御率6.00と成績は芳しくない。ただ、奪三振率は10.80と対戦チーム別では最も高い数字を記録。直近6月20日の対戦でも6回4安打2失点に抑えており、そこまで苦手意識はないだろう。

打者別では松原聖弥に9打数4安打1本塁打、梶谷隆幸に5打数3安打と左打者に打たれている一方で、4番の岡本和真は8打数1安打に抑えている。ただ、一発で試合をひっくり返す長打力があるだけに、4番の前にランナーを溜めない投球を心がけたい。

前半戦も今日を入れて残り6試合。チームを首位ターンへ導く投球を見せられるか注目だ。

中12日、万全の状態でトラ狩りに挑む

一方、巨人の先発は戸郷翔征。今季は13試合に先発して、8勝3敗、防御率は3.94ながらQSを8度記録し、先発として最低限の投球を見せている。

前回登板の26日ヤクルト戦では、6.2回123球を投げ、7安打3失点で8勝目を挙げた。そこからコンディション調整のため一度登録を抹消し、中12日空ける万全の態勢でトラ狩りに臨む。

阪神戦は通算6試合に登板し4勝1敗、防御率2.59。そのうち3勝を甲子園でマークしている。今季は6月19日に1度対戦し、7回6安打9奪三振2失点で白星を挙げた。特に、マルテ、サンズの両外国人をともに無安打2奪三振と完ぺきに抑えている。

注意したいのが左打者。今季通算の被打率が.302と対右.173より1割以上悪く苦手としていることがわかる。阪神戦でも佐藤輝明に一発を浴びており、左の好打者たちをいかに抑えるかがカギとなりそうだ。

首位・阪神とは2.5差。直接対決で3連勝すれば一気にひっくり返すことができる。初戦を任された戸郷にはチームに勢いをつける投球が期待される。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・髙橋奎二-広島・玉村昇悟(神宮)
中日・小笠原慎之介-DeNA・有吉優樹(バンテリンドーム)

【パ・リーグ】
ロッテ・佐々木朗希-日本ハム・伊藤大海(ZOZOマリン)
ソフトバンク・武田翔太-オリックス・山本由伸(PayPayドーム)

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