通算1327試合出場の経験に期待
楽天は4日、巨人・炭谷銀仁朗捕手(33)を金銭トレードで獲得に合意したと発表した。首位オリックス追撃に向けて、豪華投手陣をリードする経験豊富な捕手として期待がかかる。
今季は大阪商業大から入団3年目の太田光が67試合に出場しているものの、酒田南高から入団9年目の下妻貴寛が16試合、パナソニックから入団6年目の足立祐一が9試合、山梨学院大から巨人を経てプロ7年目の田中貴也が13試合出場(7月3日現在)と、正捕手を固定できていない楽天。通算1327試合出場の炭谷は、投手陣だけでなく、若手捕手陣に与える影響も小さくないだろう。
炭谷は平安高(現龍谷大平安高)から2005年高校生ドラフト1巡目で西武入り。正捕手として活躍したが、森友哉の台頭で出番が減り、2018年オフにFA宣言して巨人に移籍した。しかし、巨人でも大城卓三らと激しいポジション争いにさらされてレギュラーを獲得できず、今季は44試合出場で打率.188にとどまっていた。
巨人はこの日、炭谷に代わって岸田行倫を一軍登録。現在、日本プロ野球選手会会長も務めている炭谷は、2年半ぶりに再びパ・リーグでマスクをかぶることになった。
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