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ヤクルト石川雅規はセ新記録となる295試合連続先発を白星で飾れるか 巨人はメルセデスが先発

2021 6/25 11:00SPAIA編集部
6月25日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA
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セ新記録の295試合連続先発のマウンドへ

6月25日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA


3カード連続勝ち越し、うち2カードで3連勝と好調のヤクルト。今日25日から本拠地・神宮で、0.5差の3位・巨人との3連戦に臨む。初戦は、自身3連勝中とチームの躍進を支えるベテラン石川雅規が先発する。

プロ20年目の左腕は開幕ローテ入りを逃したが、4月16日の阪神戦で今季初登板。5回2失点と好投するも敗戦投手となり、再び2軍へ。その後、調整を経て6月4日の西武戦で一軍復帰すると、雨の中5回59球3安打1失点で今季初白星。プロ入り20年連続勝利に、雨天コールドで6年ぶりの完投勝利というおまけもついた。

その後の2試合ではいずれもQS(6回以上自責点3以下)を記録する好投を見せ3連勝。自身最少だった昨季の2勝を早くも超えた。成績もまだ4試合とはいえ、防御率2.05、奪三振率7.36、与四球率0.41と抜群の内容だ。

現在294試合連続先発登板のセ・リーグタイ記録を保持しており、今日予定通り先発のマウンドに上がれば記録更新となる。自身の新記録達成を白星で飾ることができるか注目だ。

前回登板の汚名返上なるか

一方、巨人の先発はメルセデス。昨季受けた左肘手術の影響で出遅れたが、6月4日の日本ハム戦で今季初先発初勝利を挙げた。11日のロッテ戦でも白星を挙げ、交流戦2戦2勝、防御率0.71と好スタートを切った。

しかし、前回登板した18日の阪神戦では3回途中6安打6失点で降板。過去3年10試合に登板して5勝2敗、防御率1.58のお得意様相手にまさかのKOとなってしまった。

今日対戦するヤクルトとは、過去3年間で8試合に先発して2勝3敗と黒星先行も、防御率は2.53と悪くない。昨年は2試合に先発して6回3失点、5.1回1失点で1勝0敗と、最低限の仕事はできていた。

今季の左右打者別成績を見ると、左打者の被打率が.308と苦手にしている。2番に青木宣親、4番にリーグトップの22本塁打を誇る村上宗隆と、左の強打者が並ぶ上位打線には細心の注意を払う必要があるだろう。

チームはリーグ戦再開後4勝1敗と波に乗りつつある。自身の炎上で黒星を喫して以降、負けなしの4連勝となっているだけに、前回の汚名を返上する好投を見せたいところだ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
阪神・西勇輝-DeNA・濵口遥大(甲子園)
広島・玉村昇悟-中日・柳裕也(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
楽天・則本昂大-ソフトバンク・石川柊太(楽天生命パーク)
オリックス・山本由伸-西武・髙橋光成(京セラドーム大阪)

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