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【セ・パ予告先発】佐々木朗希がホーム初勝利目指してソフトバンクと初対戦

2021 6/24 11:00SPAIA編集部
ロッテ佐々木朗希-ソフトバンク武田翔太ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

中13日でプロ4試合目の先発

ロッテ・佐々木朗希が本拠地初勝利をかけて、今日24日のソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)に先発する。

5月27日の阪神戦(甲子園)に先発して6回1失点でプロ初勝利を挙げたが、ホームでは5月16日の西武戦(5回4失点)、6月10日のヤクルト戦(5回1失点)の2試合に先発したものの勝ち星に恵まれていない。それでも計3試合で防御率3.38と一定の成績を収めているあたりは大器の片鱗をのぞかせている。

昨年は一度も登板しなかったにもかかわらずシーズンを通して一軍に帯同するなど、大切に育てられている佐々木。今季も十分に間隔をとっており、今回は中13日での登板となる。

全体の63.2%を占めるストレートは平均で151.1キロ。変化球は平均138.5キロのフォークと同137.8キロのスライダーの2種類しかない。それでも一軍で通用していることを考えると、末恐ろしい19歳だ。

4年連続日本一に輝いた強打のソフトバンク打線を相手にどんな投球を見せるのか。記念すべきホーム初勝利を挙げ、地元ファンと喜びを分かち合えるか注目だ。

手本見せたいソフトバンク武田翔太

ソフトバンクの先発は武田翔太。宮崎日大高からドラフト1位で入団して10年目の今季は、9試合に登板して3勝3敗、防御率2.43と安定している。

武田も球種は多くない。平均144.1キロのストレートを中心にカーブ、スライダー、フォークをコーナーに投げ分ける。ストライクゾーンを9分割したSPAIAのゾーン別データでは、右打者の31.5%が外角低めに集まっており、被打率.156、今季奪った60三振のうち17三振をこのコースで奪っている。荻野貴司、中村奨吾、レアードら厄介な右打者には丁寧に攻めたい。

今季のロッテ戦は5月11日の1試合に登板し、7回4失点で負け投手となった。しかし、前回6月8日の広島戦から中15日と休養は十分。2015年に13勝、2016年に14勝を挙げるなどプロ通算62勝をマークしている右腕が、19歳のホープに手本となる投球を見せるか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
中日・岡野祐一郎-阪神ジョー・ガンケル(バンテリンドームナゴヤ)
広島・高橋昂也-ヤクルト・高橋奎二(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
オリックス・増井浩俊-日本ハム・伊藤大海(京セラドーム大阪)

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