宮城大弥が初めてのスライド登板
オリックスが4年ぶりの7連勝で、単独2位に浮上。交流戦優勝の勢いそのままに、リーグ戦再開初戦では首位楽天に快勝した。今日の試合に勝利すれば、楽天と並んで今季初の首位に立つ。
そのオリックスの先発は宮城大弥。今季は10試合に先発して6勝1敗、防御率2.31、8度のQS (6回以上自責点3以下)を記録。奪三振率9.90、被打率.164はともに両リーグトップと、19歳にしてエース級の投球を続けている。
前回登板した9日の巨人戦では、7回1安打1失点13奪三振の力投。7回二死、岡本和真に本塁打を打たれるまで、重量打線をノーヒットに抑える完ぺきな投球を披露した。
前日の試合が雨天中止となり、初めてのスライド登板となる。相手先発は田中将大から新人王を争う早川隆久に変わった。前回の対決(4月4日)では、8回無失点で投げ勝っており、連勝となれば大きなアピールとなる。
首位&新人王争いの両方でトップに立つ好投を見せることができるか注目だ。
単独トップの8勝目狙う早川隆久
一方、楽天の先発は早川隆久。ここまで12試合に登板してリーグトップの7勝(2敗)を挙げ、防御率3.30、制球力を示すK/BBは5.62で両リーグトップと、こちらも球界トップクラスの投球を見せている。
オリックス戦には2試合に登板して1勝1敗、防御率2.40。5月16日の対戦ではわずか98球で9回3安打無失点に抑え、プロ初完封勝利を飾った。
ただ、気になるのがQS率の低さ。ここまでQSは4度しかなく、QS率は33.3%、6回未満での降板が6度と登板の半分を占めている。全ての登板において100球前後で降板しており、おそらく球数を厳格に管理されているのだろう。
単独トップの8勝目を手にするには失点を抑えるだけでなく、少ない球数で長いイニングを投げることも求められそうだ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
ヤクルト・奥川恭伸-中日・勝野昌慶(神宮)
DeNA・坂本裕哉-広島・大道温貴(東京ドーム)
阪神・秋山拓巳-巨人・髙橋優貴(甲子園)
西武・ニール-ロッテ・小島和哉(メットライフドーム)
ソフトバンク・和田毅-日本ハム・加藤貴之(PayPayドーム)
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