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【予告先発】ロッテVS巨人、交流戦勝ち越しかかる一戦 美馬学は12球団勝利なるか

2021 6/12 11:00SPAIA編集部
6月12日予告先発インフォグラフィックⒸSPAIA
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史上19人目の12球団勝利なるか

6月12日予告先発インフォグラフィック


今日12日の巨人戦(ZOZOマリン)でロッテの美馬学が、史上19人目となる12球団からの白星をかけてマウンドに上がる。

ロッテ移籍2年目でプロ通算11年目の右腕は、今季10試合に先発して3勝3敗、防御率4.76。前回登板の5日DeNA戦では5回13安打で自己ワーストの11失点を喫し、負け投手となった。ただ、ここまで7度のQS(6回以上自責点3以下)を記録するなど、安定感抜群の投球で先発の役割を全うしている。

小気味よい攻めの投球が持ち味の美馬だが、今季は四球と被本塁打の多さが目立つ。与四球率は2.45で昨年(1.83)、一昨年(1.50)と比べて悪化。本塁打も今年は既に9本許しており、前半戦のこの段階で昨年の本数に並んでしまった。巨人は両リーグトップの76本塁打を誇る重量打線だけに、細心の注意を払う必要があるだろう。

前日の敗戦でチームは4位に転落、交流戦では借金1となってしまった。残り2試合、交流戦勝ち越しへ向けて、ベテラン右腕には負けない投球が期待される。

直球のキレ取り戻したい戸郷翔征

対する巨人の先発は戸郷翔征。前回登板した5日の日本ハム戦では、6回まで2安打8奪三振無失点の好投を見せるも、7回に大量6失点。一死から王柏融に逆転本塁打を浴びると、気落ちしたのか直後に3者連続出塁を許してしまう。迎えた代打の髙濱祐仁にとどめの満塁本塁打を打たれ、降板となった。

今季は開幕から中々状態が上がらず、4月末にはリフレッシュも兼ねて、一度登録を抹消されていた。5月11日に一軍へ復帰するも、5月の防御率は4.09と本調子にはほど遠いままだ。

昨季までは威力あるストレートと鋭く落ちるフォークのコンビネーションで打者を打ち取っていた。だが、今季はストレートの被打率が昨季の.235から.325へ大幅に悪化。さらに本塁打は全てストレートを運ばれており、本来の球威はまだ戻っていないようだ。一方、フォークは被打率.121、空振り率28.3%と、そのキレは健在だ。

前日はキャプテン坂本勇人が復帰し、先発メルセデスの好投もあり、チームは連敗を止めた。交流戦勝ち越しへ、最終戦の先発が予想されるエース・菅野智之へつなげる投球を見せたい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

日本ハム・池田隆英-DeNA・京山将弥(札幌ドーム)
西武・今井達也-中日・岡野祐一郎(メットライフドーム)
楽天・田中将大-阪神・伊藤将司(楽天生命パーク)
オリックス・田嶋大樹-広島・森下暢仁(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・マルティネス-ヤクルト・小川泰弘(PayPayドーム)

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